「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

早朝から何やら動物の鳴き声

2006年06月10日 | 田舎暮らし
 朝、中体連の大会に子どもを送り出して、ホッと一息ついた6時ごろ、突然、何かの鳴き声みたいなものが聞こえてきた。こんな鳴き声聞いたことがない。鹿の声に似ているけど、秋によく聞く繁殖期の声とはちょっと違う。それがちょっと間をおいては繰り返し繰り返し、だんだん声も大きくなって、何かを訴えるかのように聞こえてくる。
 一体何だろうと思って、窓からそっちの方向を見ると、どうも何やらばたばたもがいている姿が見えるけど、遠目では何だかよく分からない。うちの周囲には、以前、羊を飼っていたときの網が張り巡らしてある。どうやら、それに何かの動物が引っ掛かって鳴いているらしい。もしどう猛な動物の類だったら、下手に近づくと怖いし、とにかく何だろうと思って、長靴を履いて、朝露で濡れている草むらの中に入っていくと、
 何と鹿の子どもというより、まだ赤ちゃんだろうな。背中にバンビの絵みたいな白い斑点があるやつが、20㎝もない格子の中に突っ込んで、はまってしまって、ばたばたもがいて鳴いていたのだった。子鹿なら怖くない。引っ掛かっているところを外して、引っ張り出してやったら、慌てて森の中に逃げていった。まだ近くにお母さんがいただろうか。
 鹿は嫌になるほどしょっちゅ見かけるし、畑を荒らす本当に憎たらしいやつだけど、やっぱり子鹿はかわいいし、憎めない。もがいている姿を見たら、やっぱりかわいそうでほっとけない。
 ここ数日、動物をよく見る。鹿、猿以外に、昨日はリスが、一昨日はテンらしき動物が車のすぐ前を横断していった。