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レギュラー投稿者「へそ曲がり」氏が逝去されました。      管理人

2008年09月16日 16時09分31秒 | その他
 このブログのレギュラー投稿者「へそ曲がり」氏が薬石功なく9月3日に逝去されました。心からご冥福をお祈り申し上げます。
 氏が当ブログに投稿いただいた初回は、2006年7月7日の「ミサイル騒動の情報操作が恐い」でした。北朝鮮がテポドンの発射実験をしマスコミを騒がせている時の政府声明のあり方に疑問を投げかけたものでした。それ以降、亡くなられるまでの二年間に百稿を超える投稿をいただきました。
 そして、秋に癌の発見され、手術に至る十月上旬までに五十近くの投稿を寄せていただきました。その後07年になっての春、小康状態を得て月に数件くらいのペースで投稿いただきました。その夏には「千里眼さん」とタッグを組んで日本の戦争責任などについて鋭い主張を保守の投稿者相手に展開されました。
 そして秋からは食事が摂れない苦しみの中で「私の戦争体験①から⑮」などを投稿いただきました。08年に入り書きためられた原稿や、読書をされて感銘の深い記事などを丹念に書き写し紹介してくださいました。
 六月には苦しい病床から「軍隊を持たない国①から⑤」のシリーズを連載され。
 最後の投稿となったのが08年7月21日「韓国出身戦没者遺骨返還追悼」の一文でした。氏は病床にもPCを持ち込まれ連続する苦痛の中で、週間金曜日の中で感銘を受けた記事を長時間かけて書き写されたということです。最後になった韓国戦没者の遺骨返還の記事は氏の戦争被害者に対する深い哀悼と平和への願いが一字一字に込められているように思えます。

 へそ曲がりさんは、当ブログに参加していただいて間もなく、悪性癌との闘病生活に入られました。
 そして、このブログを自身の平和への熱い信念の発信・伝達の場として活用していただきました。その主張に多くの読者が反応し、良き討論や対話゛が広がりました。
 管理人としては、こうした投稿者を得ることが出来、平和への一歩が踏み固められたことに深く感謝し、「へそ曲がり氏」のご冥福を読者各位と供にお祈りいたします。
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投資銀行リーマンブラザース破綻の影響   文科系

2008年09月16日 10時23分12秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
この文章は、世界政経問題などのアナリスト、田中宇(さかい)氏の配信ニュースを要約・抜粋したものである。昨日15日16時に配信されてきた。非常に重要なニュースだと思う。

ベアスターンズやフレディマック、ファニーメイに次ぐ倒産劇とちがって、今度は本当に倒産した。ベアスターンズは300億ドルの公的資金を注入して買収されたし、フレディマック、ファニーメイも同様の措置が取られるらしいが、リーマンは当局から「これ以上は切りがない」と公金注入を拒否されたことにより、買収工作が不成功に終わったのである。
いまだに実態さえつかめないサブプライム組み込み証券問題がここまで広がってきて、次はメリルリンチが危ないとうわさされている。株価下落が大幅だからであって、バンクオブアメリカによるメリル買収工作が進められているが、果たして公金注入無しで成功するだろうか。モルガンスタンレー、ゴールドマンサックスといった他の投資銀行の先行きも懸念されている。

この影響を田中宇氏の文章から抜粋すると。

【 米国の金融システムは、預金集めの伝統的システムが10兆ドル、レバレッジを使った投資銀行的な「影の銀行システム」も10兆ドルの、合わせて20兆ドルあまりだ。このうちレバレッジ金融の方が、急速に崩壊している。その崩壊速度は、私が予測していたよりもずっと速い。私は、米当局は10年ぐらいかけてレバレッジ金融を延命させて少しずつ損切りしていき、その間の米金融は、日本の90年代のような「失われた10年」になり、経済の低成長が続くのではないかと書いた。
 しかし現実には、投資銀行は延命できず、次々に破綻している。米の事態は、日本が経験した「失われた10年」よりはるかに悪く、突然死に近い。これまで「米当局は、少なくとも大統領選挙までは、金融を延命させるだろう」との予測が日本でも多かったが、それらもはずれである。このまま行くとブッシュの任期中に、米の金融システムは不可逆的に破綻する。金融破綻論で有名になったニューヨーク大学のロウビニ教授は、リーマン破綻を見て「影の銀行システムの全崩壊が始まった」と書いている。 】

【 いずれ、米は財政破綻も引き起こし、米国債は買われなくなり、ドルも危機になる。金融破綻の急速さから考えて、ドル危機に至るまでの時間も、それほど長くはかからないかもしれない。
 米の自滅は、世界の覇権の多極化(覇権共有化)につながる。経済力が低下する米(と欧日)に代わり、BRIC(中露印伯)やGCC(アラブ産油国)の経済力が重要になっていく。米の経済力が破綻したら、発展途上国は、人権・民主・環境といった歪曲された価値観に基づく抑圧をしてくる欧米に頼るより、中露を頼った方が話が早いという気持ちを強める。
 多くの人々は「米の金融危機の行く末」という事態の表層だけを気にし続けるだろうが、本当に重要なことは、金融危機によって引き起こされる、世界的な覇権体制の大転換の方である。】
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ラジオと玉音放送②    中野寂音

2008年09月16日 08時28分00秒 | 歴史・戦争責任・戦争体験など
昭和の歴史における分水嶺は、昭和二十年八月十五日である。
日本の戦後はこの日からはじまった。
正午時報。和田アナウンサーの「ただいまより重大放送があります。
全国の聴取者の皆様、ご起立願います」
君が代が流れ、下村情報局総裁の言葉
「天皇陛下に置かせられましては、かしこくもおんみずから
大詔をのらせたもうことになりました。
これより、謹しみて玉音をお送り申します」。
ここで始めて玉音の言葉が使われ「玉音放送」が開始された。
この放送は国内、海外、東亜放送の全系統を動員して、
日本全土と中国占領地、満州。朝鮮、台湾、アジア地域に送られた。
国内では六十キロワットに増力放送された。
日本がラジオ放送を開始して二十年。
世界でも初めての最初にして最期のアジアにおける
同時放送が「玉音放送」であった。
そして、これが昭和戦前の「ラジオの時代」の終焉であった。

昔からお盆の日には「地獄の釜の蓋が開く」とよく聞かされた。
八月十五日はお盆の中日「地獄の釜の蓋が開く音」は
この「玉音放送」であった。

私が生まれてから二十年間は、戦争世代として小学校入学満州事変、
中学入学日華事変、卒業太平洋戦争開始。
戦争がすべての戦前の生活であった。
今まで私は戦争体験を記録に残す事はなかった。
家族にも他人にも戦争の体験は話すことは少なかった。
昭和戦争最後の世代といわれる私達が、平成の平和な時代を眺めると、
戦争を知らない世代が世界を、日本をリードする時代。
有事法制とか個人情報住基ネットとか、
明治維新以来六十年後の昭和初年の状況に
似通って来たような気がしてならない。


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アメリカ金融帝国の崩壊   落石

2008年09月16日 08時26分11秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
アメリカの4番目の大きい証券会社が倒産。
山一の倒産と同じ感じ。
税金の投入拒否。
休みの日の倒産。

これから早くても数年は景気の回復はない。
日本などにも大影響があるのか?
あるいは限定的なのか?

60兆円の借金、60兆円の資産。
なら倒産なんかしなくても?
不良債権がどのくらいあるのか?
誰もわからないという不思議。
金融工学の成果なのか?
これがノーベル賞に値したんだろうか?

日本の株も大幅に落ちるのか?


コメント (2)
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