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憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

トカゲの尻尾切り作戦、成功か?      まもる

2008年09月04日 21時58分53秒 | 国内政治・経済・社会問題
 次期首相に麻生氏1位35% 【 読売の世論調査】
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> 福田康夫首相の退陣表明を受け、共同通信社は全国緊急電話世論調査を2日夕から3日にかけて実施した。自民党総裁選を 経て選出見通しの次の首相に「誰がふさわしいか」と聞いたところ、自民党の麻生太郎幹事長が35・3%でトップ。次期衆 院選比例代表で投票するつもりの政党については、自民党38・4%、民主党34・9%でわずかに自民党が上回った。支持する政権の枠組みは「自民党中心」が43・3%で、8月の前回調査より8・5ポイント上昇。これに対し「民主党中心」は41・7%で6・5ポイント減少した。
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> 内閣支持率が低迷した福田首相が退き、自民党総裁選で新たなリーダーが選出されることへの期待感が背景にあるとみられる。
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> 次期首相にふさわしい人は、自民党議員10人の名を挙げて質問。2位以下は小泉純一郎元首相15・0%、小池百合子元 防衛相9・2%、舛添要一厚生労働相8・5%、石原伸晃元政調会長7・1%の順だった。
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 「政権投げ出し」という状況のなかでも自民の支持が堅調」
                      【朝日新聞社の世論調査】

 福田首相が辞めることの受け止め方を聞くと、「よかった」が46%で、「そう
は思わない」の34%を上回った。自民支持層も39%は「よかった」と受け止めている。
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> 次の首相には誰がよいと思うかも聞いた(自由回答)。麻生太郎自民党幹事長が30%で他を引き離してトップ。小沢一郎民主党代表が8%で2番手につけ、小泉純一郎元首相4%、小池百合子元防衛相3%が続いた。
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> 政党支持率は自民29%(前回26%)、民主21%(同20%)などだった。
いま投票するとしたらとして聞いた衆院比例区の投票先は自民28%(同27%)、
民主32%(同31%)など。「政権投げ出し」という状況のなかでも自民の支持
が堅調であることが目立つ。
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お寿司屋に見る世相の急変から  文科系

2008年09月04日 19時54分49秒 | 文芸作品
2年以上馴染みのお寿司屋さんから、さっき夫婦して帰ったばかりだ。と言っても、ユニーの中にある「丸忠」という回転寿司である。ただ、ここは美味い。総菜屋出身のチェーン店と聞いたが、魚の処理が非常に優れていて、その鮮度だけをとれば高級店にも負けていないと思う。特に好物のサバの選択とシメが非常にしっかりしていて、「サバさえ上手なら他も信頼できる」と考える僕のお気に入りの店であって、非常によく流行ってもいる。そこに突如、異変が起こっていた。前に来たのはたしか10日程前に過ぎないのだから、激変であった。

ネタの切り方、厚さが前の半分に近い。シャリは半分を大幅に割っていて、少食の僕らが以前より2皿(2割強)ほど余分に食べられた。そして何より目に付いたのは、職人さん、店員さんたちの様変わりである。若い職人さんがいなくなった。中年さんばかりになって、初対面の店長という名札を下げた壮年さんが指導者よろしく、なにか目を光らせているようだ。洗い場さんも中年女性から全員急に中年男性に変わっているので良く見たら、「派遣社員」という名札をぶらさげている。ただし、何度も何度も洗っていて、非常にていねいな仕事ぶりだった。若いウェイトレスさんたちも全員入れ替わっている。

何が起こったのだろうかと、連れ合いと話し合った。推定結論は、こうである。
原油高騰で魚の原価が上がった。漁獲量も少なくなったろう。その少ない魚を例によってスーパーが買い占めるようにしながら買い叩き、売値は上げる。寿司屋はその影響をもろに受け、手に入りにくい魚を高く売るしかない。よって、総てにおいて経費節減と、こんなことなのではないか。
この店から消えた労働者たちはどこへ行ったのだろう。同チェーン他店で働いているならば良いのだが、給料を下げるとでも言われて一斉に辞めたのだろうか。転職の可能性がある若い人たちや、不景気な派遣社員さん並みの中年女性社員さんだけが。

ちなみにスーパーは本当に高くなった。また、値段がマチマチである。これも大好きな新潟産「黒豆せんべい」の値段だが、いろんな所で最高値208円、最安値148円、真ん中で178円とか、198円とかもあるのだ。若い人はこんなことも調べなくて、スーパーよりさらに割高なコンビニで済ませて、物の値段も分からなくなっているのではないかなどとも、考え込んでいた。

ところで、最後に、現世界経済情勢についていつも思う締めくくりである。
月給取りの給料がどんどん安くなり、資本の1部だけが超え太っていく世の中で、ふくらんだ資本をこれからそもそもどうやって運用するつもりなのだろう。大多数の一般消費者がどんどん貧乏になるのでは、資本投入の道はどんどん閉ざされていくばかりではないか。設備投資も要らなくなるのだし、国家の公共事業もこういう資本(軍事、土建)に食い尽くされたせいか大赤字になっているのだ。この先一体、どうやって景気が良くできるの? 
これは、再三強調するようにかのカール・マルクスも最も強く指摘した資本主義の最大のジレンマのはずである。何度も言うが、ホリエモンのように、物をほとんど作らず株だけ(一時)あがるというようなのは、好景気とは言えないはずだ。好景気の実態は一般消費が進むこと以外ではありようがないではないか。
スタグフレーションが、行くところまで行くのかもしれない。としたら、戦争でも、犯罪でも、世界の将来に何が起こるか分かったもんじゃないな。これは良心とか意識とかでは手に負えない問題なのだから。

すさまじい人間疎外の世の中になったものだ。日夜労働に励む人も、資本運用に励む人も、実はいずれもが遅かれ早かれその墓穴を掘っているような世の中。
コメント (1)
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ピクシーとシャムスカ  文科系

2008年09月04日 04時21分43秒 | スポーツ
サッカー記事を書くと、その日も翌日も必ず150アクセスを超え、時に200以上にもなるので止められなくなってしまった。

昨日のナビスコカップ準決勝は、僕が注目し始めた大分トリニータとの闘い。すごく緊迫したこのゲームでトリニータの特長がとてもよく分かった。ホームで同点のグラが負けに等しいということ以上に、トリニータの良さが印象に残って、楽しかった。本当に良いチームであって、このチームひょっとして優勝もありうると思ったものだが、さてどういうチームであるか。
なお、グラも凄くよく闘った。バーやポストをたたくなど「あわやゴール」と、敵を崩した場面を双方が多く作った緊迫したゲームだった。そしてグラの方がやや優勢であり、チーム力をなおどんどん高めていると見えた、そういう戦いだったのである。

ピクシーとシャムスカ。同じ65年生まれのこの二人、今後素晴らしいライバル監督に育ちあっていくような気がする。

何よりも今期Jリーグゲームの半数近くを無失点で通して、ダントツ最小失点のチームだけあって、本当に堅い守備である。攻撃から守備への切り替えが速く、DF、ボランチが長く、よく走ってその戻りが異常に速い。あれでは相手のカウンター攻撃もほとんど点にはならないのではないかと思うぐらい。この速い帰陣もあってゴール前は特に人数もかけ、マンツーマンで守る当たりもとても厳しいのである。加えて今日の戦いには、ブラジル人2人のボランチが欠場、それでいてあれだけ守れるのだ。それにしても2ボランチがともにブラジル人とは、Jリーグではここだけではないか。
さてそれでいて、決して多くはないが、攻める時は厳しく攻めて、攻めのバリエーションも意外に豊富である。名古屋にいたウェズレーがしっかりボールをためて時間を稼いでいるうちに、前線の3人だけでなく、それぞれ2人ずつのサイドハーフとボランチまでが大胆に詰めてくる。つまり「必要な点」も取れるチームということだ。なにしろ、1点か2点取れば勝てるような守備を作ったのだから、そんなにいつも攻めていなくとも良いだろうと、そんな感じだろうか。

「堅守速攻」というとまずイタリアを思い出すが、イタリアのように全員でどこかで1点とって、あとは全員で守って逃げ切るというチームだ。こういうチームはこれからもっともっと自信を付けていくだろうから怖い。
大分トリニータ、シャムスカ監督、42歳とまだ若いのに、J2降格瀬戸際のチームをよくここまでにしたものだ。ミスター大分・FW・高松選手は今日の試合が長い怪我休みからの復帰戦らしいし、元ガンバの強烈なドリブラー・家長(22歳)も近く復帰してくる。3バックのセンター・森重は21歳、トップ下の金崎に至っては19歳と、まだまだ潜在力に溢れたチームなのである。

こういうチームが優勝でもすると、このチーム自身が化けることがあるし、Jリーグ全体を著しく活性化するだろう。第一、ピクシー自身もこのチームから多くのことを学んだのではないだろうか。
こうしてさて、今週日曜日にあるこの準決勝第2戦が本当に楽しみになってきた。ピクシーとシャムスカ、ともに65年生まれと若く、野心的なこの二監督は、果たして第1戦からどちらが多くを学んだのだろうか。残念ながら僕は、大分の決勝進出という気がしている。それがJリーグ、大分に4年いるシャムスカの「1日の長」というもののはずだが。
コメント (2)
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