九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

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やはり危険なオトコ     落石

2008年09月27日 09時04分00秒 | 国内政治・経済・社会問題
 日本の麻生太郎首相は26日、米国などの同盟国が武力攻撃を受けた場合、日本が自動的に介入できるよう、憲法の解釈を変更すべきだ、という意向を表明した。

 米国を訪問中の麻生首相はこの日午前(現地時間25日午後)、記者たちとの懇談の席で、「集団的自衛権」に関する質問に対し、「基本的に(憲法の)解釈を変更しなければならない、と常に主張している」と答えた。

 もし、日本が憲法の解釈を変更し、「集団的自衛権を有している」と定義した場合、北朝鮮が在韓米軍を攻撃したときには日本も北朝鮮への報復攻撃に加わるということになる。日本政府はこれまで、「戦争放棄、戦力の不保持」を規定した日本国憲法(別名:平和憲法)第9条について、「日本が外国から攻撃された場合に防御行動を取る“個別的自衛権”はあるものの、“集団的自衛権”はない」と解釈してきた。

    

朝鮮日報の記事です。
解釈改憲ですね。危険な発言です。
9条を実質的に無にする論法です。




コメント (1)
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私の戦争体験⑦    中野寂音  

2008年09月27日 08時47分27秒 | 歴史・戦争責任・戦争体験など
   中国縦断貨物列車の旅

楽あれば苦ありとよくいわれる。
釜山で本隊と合流して、中国縦断貸し切り貨物列車の大旅行が始まった。
朝鮮半島を北上して奉天に着いた。
ここでは国防婦人会の食事の接待があった。
これが最初で最後の日本の食事となった。
これから南京まで中国縦断貨物列車の一週間は大変な旅となった。
特別貨物列車は奉天をでて中国国境へ向かった。山海関から中国領である。

   関特演

昭和二十年中国では匪賊部隊の蠢動で鉄道は寸断状態、
貨車は止まっている時間のほうが長い、それもいつ動くか全く分からない。
駅に止まっていれば真っ赤な高粱(こうりゃん)のおかゆが給与される。
しかし荒野の真ん中に止まったときは真っ暗闇の中、
狭い貨車の中で乾パンをかじってじっとしている。
班長も兵隊の教育の方法もないので自分の経歴を語り始める。
この新設部隊の下士官は関特演の召集兵が多い。
関特演とは昭和十六年七月満州の関東軍特別演習の目的で
二個師団を増設した日本陸軍最大で最期の精鋭師団であった。

班長の口癖は「関特演」の気合いはこんなやさしいものではないであった。
その頃、やっと「関特演」の意味がわかってきた。
その後「関特演」は、ほとんど南方戦線に転属、
兵科を変えてこの航空通信部隊にも転属した。
この貨車の中は班長と初年兵だけで輸送のための編成であった。
中国の荒野を貨車は、止まっている時間が長く走る時間は短い、
夜はほとんど止まっていたと思う。
天津、済南、徐州、を経て南京についたのは四月七日であった。

                     つづく







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