棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

バリ島の大厄払い--ニュビ

2008-04-25 17:13:58 | 海外紀行文

インドネシアの島嶼の旅をするなかで、ツイデだから有名なバリ島にでもいってみるか。
と、まったくの観光気分で訪れたところですが、やはり気楽さがあり、はまってしまった。
バリのことは改めて私が言うほども無いのでやめますが、バリの新年に当たる大厄払いニュビのことをお話しましょう。

安ホテル(ロスメン)の兄ちゃんが、朝からそわそわしている。
「今日の午後から正月休みで田舎に帰る。今夜は前夜祭が街中で行われるから行って来い。そうそう、明日は食堂は休みだからねー」
「?????  オレは屋台専門だから心配要らない」
その夜、まだ西も東もわからない所だったが、人々の流れに付いて行く。
しだいに、体の心からゾクッとこみ上げてくるものが感じられ、「興奮してはいけませんよ」と、自己制御がはたらく。

かなり大きなハリコの神輿は、赤鬼・黒鬼・龍・ナニカが、景気のいい音楽隊を先頭に、裸電球が照らす大道りを、見物客と団子になってねりあるく。
祭りの人ごみには驚かないが、グチャク゜チャになっているのがいい。
様々な姿のダシは、ヒンドウー教とどんな関係があるのだろう。
祭りもいいが、女性たちが美しい。
絵は宿に帰ってから描いた唯一のもの
帰えり道、屋台で一杯。
隣に座っていた若者が喧嘩をしだす。関わりになるのはヤバイと、腰を上げる前にパトカーがきてしまった。
なにを聞かれても????だが、ツイデだから自分のロスメンの場所をきいた。
ポリスは大笑いをして、ともかくパトカーに乗れと、「オレ!なんにもわるいことをしていません!」

警察署はロスメンと小さな公園をはさんだ所だった。
ポリスは何を思ったのか、留置所を見学させてくれた。
そして、明日は食えない一日だと、ボデーランゲージ。
エッ!!断食??  なンにも食い物を買ってネー。在るのはウイスキーだけだ。
かくて、バリ島の旅行は留置所見学(ただし賄賂の国インドネシア・500円ほどせびられた)と腹ペコからスタートした。



ワイン怖い

2008-04-25 13:44:04 | エッセイ・随筆
昨夜は晩酌用の芋焼酎が事切れていた。
前日は殊勝にも「休肝日」としていたが、たまには連休にするかなーとおもったが・・・。
そおだ、いただいたワインが寝かせてあったのだ。
93年もので悪くはないのだが、オレは泡盛か芋かウイスキーがいい。
と思いつつ、散りゆく桜を惜しんでいる間に、カラに成ってしまった。

ワインといって、特にうれしくないのは「ワイン怖い」という体験がある。
甲府ワインの本場、勝沼の醸造元の祭りに招かれ、泊りがけで記録的に飲んだ。
翌日、おいしく朝食をいただき、10時頃だったか・・。
にわかに悪寒が走り、其の後は七転八倒の苦しみ。
結局ピーーポーーとなるテイタラク。

醸造元のご家族は、何時そうなるか予期していたらしい。
というのは私ばかりでなく、酒に強い人が(酒に卑しいともいえる)おちいることらしい。
それ以来、ワインは目の敵になったが、他になければ、打ち勝つためにも飲むのだ。

ツイデながら、フランスに滞在したときは、ホンニつまらなかった。
安バーでウイスキーを飲んでいると、安ワインでフラフラになっているおちゃんから「ウイスキーは体に悪い」
と言われてしまった。
またまた次いでですが、ビールも好きでなく、本場ドイツでも同じよう事が・・。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本