棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

トラジャのお土産品--タイムマシーン

2008-04-03 10:49:10 | 海外紀行文
トヤジヤ族のことを記したら限が無いので最後にします。

私は観てはいませんが、日本の畑があるというコーヒー。
インドネシアではコピーといい、熱湯を注ぎろ過はしません。
砂糖がたっぷりはいります。
コヒー大好き人間ですが、コピーはうまくない。
また、コヒー豆ばかりでなく、ナニカMIXされ、妙なにおいと味がする。
現地から、郵便で送ることも可能でした。今はもっと便利なのでしょう。

ランテパオの町で、夕方には必ず一杯のみに出かけた、掘ったて小屋居酒屋でのこと。
いつも、足元に絡みつく痩せた犬がいない。
どこへ行ったの?問いに、オッチャン連がゲラゲラとわらいこげる。
まさか!!
カイドをしてくれた青年が、あの店は良くないとしきりにいっていたが、オレが食っている肉は・・。
30歳代より世界の安酒を飲み歩いた私だが、これにはこたえた。

インドネシアといえば、織物が有名で、各地に独特な模様・織り方があり、高価なものです。
とりわけトラジャの織物は、世界のコレクターにとって、お金に糸目をつけないものらしい。
18世紀後期のものだという、タペストリーを見つけたが、とても買える値段ではなかった。たぶん、欧米のコレクターの手に渡るであろう。

ネパールでも、チベットからの亡命貴族から、王家から拝領したガウンを売りたいとの相談を受けた。
日本大使館にお話をしたが、まったく価値がわからない。
けっきょく、西ドイツのコレクターの手に渡ってしまった。
前記したカリマンタン島でも、同じことが・・。

写真は、伝統家屋の壁面を飾る板・・・お盆やコースターなどに
彩色は黒-炭 赤・黄色・白は土(岩料)の色で、原産地を確認した。
椰子の実カップ--竹網の細工がすばらしい。
そのほかガラクタがありますが、一つ一つがトラジャの人々に直結してゆくタイムマシーンです。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本