インドネシアの島嶼の旅をするなかで、ツイデだから有名なバリ島にでもいってみるか。
と、まったくの観光気分で訪れたところですが、やはり気楽さがあり、はまってしまった。
バリのことは改めて私が言うほども無いのでやめますが、バリの新年に当たる大厄払いニュビのことをお話しましょう。
安ホテル(ロスメン)の兄ちゃんが、朝からそわそわしている。
「今日の午後から正月休みで田舎に帰る。今夜は前夜祭が街中で行われるから行って来い。そうそう、明日は食堂は休みだからねー」
「????? オレは屋台専門だから心配要らない」
その夜、まだ西も東もわからない所だったが、人々の流れに付いて行く。
しだいに、体の心からゾクッとこみ上げてくるものが感じられ、「興奮してはいけませんよ」と、自己制御がはたらく。
かなり大きなハリコの神輿は、赤鬼・黒鬼・龍・ナニカが、景気のいい音楽隊を先頭に、裸電球が照らす大道りを、見物客と団子になってねりあるく。
祭りの人ごみには驚かないが、グチャク゜チャになっているのがいい。
様々な姿のダシは、ヒンドウー教とどんな関係があるのだろう。
祭りもいいが、女性たちが美しい。
絵は宿に帰ってから描いた唯一のもの
帰えり道、屋台で一杯。
隣に座っていた若者が喧嘩をしだす。関わりになるのはヤバイと、腰を上げる前にパトカーがきてしまった。
なにを聞かれても????だが、ツイデだから自分のロスメンの場所をきいた。
ポリスは大笑いをして、ともかくパトカーに乗れと、「オレ!なんにもわるいことをしていません!」
警察署はロスメンと小さな公園をはさんだ所だった。
ポリスは何を思ったのか、留置所を見学させてくれた。
そして、明日は食えない一日だと、ボデーランゲージ。
エッ!!断食?? なンにも食い物を買ってネー。在るのはウイスキーだけだ。
かくて、バリ島の旅行は留置所見学(ただし賄賂の国インドネシア・500円ほどせびられた)と腹ペコからスタートした。
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