一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

基礎断熱について

2007年06月18日 | ミカンノイエ

昨日は、ゆっくり休んで充電しました。 (^^♪

また今日から、バッチリ頑張れます。 (^_^)v

ミカンノイエの工事も、着々と進んでいます。

まず、1F床を作る前に、基礎断熱を行ないました。

以前は、基礎断熱と云うと、基礎の外側に貼り付けていましたが

現在は、外周部基礎の内側に逆スカート型に、断熱する方法が、多いようです。(当社もこの方法)

こんな感じ↓

Img_1264_1

以前の基礎の外側に断熱する方法だと、断熱材下端が土中に埋まっているため

そこから白ありが断熱材の中を通り、土台や柱まで登ってきた事例があったようです。

よって、土とはエンを切って 内側に断熱するか

防蟻処理をシッカリ行った断熱材を使用するか、いずれかの方法になります。

  ◇

この様な基礎断熱ではなく、床で断熱して床下を換気する方法(今までの一般的な方法)も

もちろんありますが、高断熱・高気密の時は、やはり基礎断熱の方が高性能となりすい様です。

床で断熱する場合は、気密がとりにくく、特にユニットバス廻りなどの気密が欠損しやすくなりますので

納まりをよく検討しなければなりません。

また、その場合は床下を換気するわけですが、内部基礎の仕切り具合や、隣地との距離や

庭の植栽の影響などにより、想定した通りには 通風がとれなくなるケースがあります。

雨の日や梅雨時期などは、外気の方が湿気を含んでいる場合もあり、

それを床下に入れてしまう事にもなります。

そこで、基礎で断熱・気密をとって、床下を室内空間とした方が、

床下も室内も、安定的で良好な環境を作りやすいというわけです。

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エスキス

2007年06月17日 | 建築

数件、プランの依頼を頂いている。

とても、うれしいです。 (^_^)v

しかし、なかなか、エスキスが進まない。 (ーー;)

「エスキス」は直訳するとスケッチだったかな?

プラン・間取りを考えたりする意味で使われます。

このエスキスの段階で、平面、室内の立体空間、外観

そして、構造なんかも、同時に検討しています。

これがなかなか難しい。

逆に、これら、すべてがピタっといった時は、

ものすごく興奮してワクワクします。

早くお客さんにみてもらいたいな~ってなります。

でも、アタマがカチコチになっていると、なかなかダメみたい。

ここしばらく休んでいなかったので

そろそろ、休んで気分転換しなくちゃ

仕事は好きだけど、そのためにも休みも必要ですね。

といっても・・・ 休みで出かけている間も、いつのまにか

アタマの中で、エスキスをしてしまうんですけどね。 (^^ゞ

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続・アクリア

2007年06月16日 | ミカンノイエ

天井の断熱はこんな感じ↓

Img_1228

大きな屋根タルキ(以前に少し紹介)の間に、充填します。

100ミリの断熱材を2重に、つまり200ミリ使っています。

しかもこの断熱材は、長さが9尺(約2700ミリ)と長いので

継ぎ目が少なく、ムラなく施工できます。(通常の断熱材はこの半分の長さ)

壁の断熱も、床から梁まで、継ぎ目なしで充填できます。

Img_1229_1

このアクリア の断熱性能がどれくらいか?というと

現在、外断熱で高性能として普及しているネオマフォームと比較してみます。

壁に充填するアクリアの厚さ100ミリの熱抵抗値(R値)は2.7

コレをネオマフォームに換算すると、約65ミリ。

屋根のアクリアの200ミリを換算すると、ネオマフォームでは約130ミリ必要です。

通常、外断熱では35ミリが一般的に使われています。厚くても40ミリ。

それ以上の厚さは外張りでは、外壁材のズリ落ちの心配もあり危険です。

外断熱では、柱・タルキなどの熱橋部分がないなどの優位性はありますが

「内断熱は、断熱性能が低い。」と考えるのは、もう昔の話の様です

  ◇

にも関わらず、「外断熱じゃないの?」と今さらCMしているハウスメーカーもありますね・・・

っていうか、それが鉄骨系のメーカーさんだったから

「え??じゃあ今まで外断熱じゃなかったの?」と逆に聞きたいですけど。

   ◇

断熱材や工法は様々あります。

家を建てられる人達は、きっと「本当は、何が一番良いの?」と困っているのではないでしょうか?

当社では、外断熱も内断熱もやっていますが

断熱材や工法に「当社はコレ」っていう決まりもありません。

プランや予算、納まりなどにより一棟一棟、どの断熱材をどの工法で施工するかを決めます。

もちろん、予算の許す限りの高性能をおすすめしています。

   ◇

どの断熱材を使い、どの工法をとるかは、手段にしかすぎません。

あくまでも目的は、安全・快適な省エネ住宅にする事なのではないでしょうか?

そう考えると「外断熱」か「内断熱」か、「免震」か「制震」か「耐震」か、などの業界の争いは

本来ユーザーが住宅に求めている物とは、全く違う次元での話の様に感じます。

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アクリア

2007年06月15日 | ミカンノイエ

ミカンノイエの現場にアクリアが搬入されました。

Img_1197 Img_1198

健康に配慮した新しい断熱材です。

ユニットバスが施工される前(ユニットバスは2F設置です。)に、

ユニットバスの壁や天井部分に予め断熱材を充填しておきます。

このアクリア は超・高性能グラスウールです。

普通のグラスウールより、繊維が細く性能が高いのが、高性能グラスウール

更に極細繊維で性能を高めたのが、この超・高性能グラスウールです。

しかも、ノン・ホルムアルデヒドです。 (^_^)v

グラスウール断熱材は80%以上がガラスビンなどのリサイクル品を原材料と

していますので、とても環境にやさしいし、

LCCO2(ライフサイクルCO2) つまり製造から廃棄までに排出される二酸化炭素の量が

極めて少ないのです。

どんなに省エネ住宅を作ったとしても、このLCCO2を多く排出される断熱材を使ったのでは

環境に良い家とは言えません。

   ◇

高性能な家を追求するにあたり、

熱損失係数=Q値の数値だけを見て、過剰に固執すると

シェルターの様な家になってしまいます。 (>_<)

(例えば、窓を極限まで小さくすれば、Q値はウンと下がります。)

(平面、立面に凹凸がなくても、Q値はウンと下がります。)

しかし、そうではなくて、快適で心地よい間取りをプランした上で、

出来うる限り(予算的にも)の高性能な住宅を作る事をおすすめします。

そこで、安価で、高性能で、安全な アクリア はおすすめです。 ヽ(^。^)ノ

ただし、シッカリとした施工を監理しないと いけません。

特に気密の取りかたには、欠損のない様に工夫も必要です。

また追って、断熱の施工状況はUPしますね。

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