血管年齢測定装置で「あなたの今日の血管年齢は85歳」と出た以上、血管を若返らせる取り組みに、さらに力を入れなければなりません。
血管を若返らせるには、血管自体をしなやかに保ち、血管を流れる血液をサラサラにすることです。そのためにやらなければならないのは血圧・コレストロール・血糖値のコントロールです。
血管を強くする食事の三原則は①低塩分②低血糖③善玉コレストロールの増加です。善玉コレストロールは、血管に付着して動脈硬化の原因になっている悪玉コレストロールを回収してくれます。
心臓外科医の南和友・大崎病院東京ハートセンター顧問は「おさかなすきやね」を食べることを推奨しています。「お」はお茶、「さ」は魚、「か」が海藻、「な」は納豆(ナットウキナーゼが血栓を溶かします)、「す」は酢、「き」がキノコ、「や」は野菜、「ね」はネギ(においの成分のアリシンが血栓をできにくくします)。
それに適度の運動。とくに有酸素運動は血管の強化につながります。
こうした取り組みに加えて、毛細血管を強化する10分以上の入浴をこれまでからしているのですが、「血管年齢85歳」という結果が出たのですから、不十分ということなのでしょう。
同時に、動脈硬化から生じる脳こうそく・脳出血、心筋こうそくなどの前兆には気を配ります。