団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

寂聴さんも自力で歩けるようになりました

2015-11-30 09:47:15 | 健康・病気

瀬戸内寂聴さん。93歳の著名な作家です。「昨年は半年も寝込み、とんでもない凶年を過ごしました。退院後、3か月のリハビリ生活は全く苦痛で、生きているのが嫌になりました」というほど、2014年は苦難の年でした。

昨年5月末、腰部の圧迫骨折で1ヶ月入院しました。8月下旬、再入院した際の検査で胆のうがんが見つかり、摘出手術を受けました。そのリハビリ生活を含めて、寂聴さんの500日を密着して、カメラで追ったNHKテレビスペシャル「瀬戸内寂聴密着500日」を見ました。

手術を終え、自坊の寂庵に戻った寂聴さんは室内で、シルバーカーを押してやっと歩いていました。足腰の筋肉がすっかり弱ってしまったのです。専属の理学療法士の女性の指導で、脚上げ、足踏み、バランスボールを挟んでの腿上げなどに励みました。改善するのに従い、脚上げは足首に重りをつけて、負荷を上げていきました。

リハビリの熱意の源を、寂聴さんは「書きたいことがまだまだあります。自分で歩けるようになり、書斎で小説を書きたい」と言います。リハビリの成果は着実に現れ、一人で歩けるようになり、階段を上り、寂庵での法話も再開しました。原稿もベッドのわきに机を置いて書き始め、そのうち、書斎で万年筆で原稿用紙に書くようになりました。

93歳で腰椎の圧迫骨折を起こしたら、寝たきり生活になる人がほとんどです。寂聴さんは苦痛のリハビリを乗り越え、自力で歩けるようになりました。93歳でも筋肉は鍛えれば向上することを、寂聴さんは身をもって示してくれました。

 

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