団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

入れ歯を整えれば、筋肉も丈夫になります

2015-11-06 10:11:31 | 健康・病気

携帯電話の購入を検討している80代前半の女性は最近、上下の入れ歯を整えました。上の前歯の左側2本は歯根がしっかりしていたので、セラミックを取り付け、上6本、下7本は入れ歯をつくりました。入れ歯を入れますと、歯茎となじむのに1ヶ月程度かかるといわれ、1週間に一度程度、歯科医院に通い、新しい入れ歯をこしらえました。

「80にもなっていまさら、と思いましたが、口を開けて笑えるようになりましたし、第一、右でも左でも奥歯でかめるようになり、食事がおいしくなりました」と女性は喜んでいます。

「その通りです。入れ歯は毎日の生活に必要なものです。私も毎日使うものには、お金を惜しまないようにしています」といい、「食べものがおいしいと食事が楽しくなりませんか」と尋ねました。女性は「以前は、硬いものは食べられないと諦めていたのですが、今は何でも食べられるようになり、食事が楽しみになりました」と笑顔で話します。

「しっかりかんで食べれば、消化はよくなり、栄養の吸収も高まります。それに、歯は内臓や筋肉の働きと深くかかわっていますので、内臓が丈夫になり、筋力も向上します」と説明しました。歯茎にあるたくさんの神経は筋肉や内臓に対応しているとされています。

筋肉との関係はサルを使った実験で証明されています。上下の歯を抜歯したサルは木に登ることができなくなり、半分を抜歯したサルは木の途中までしか登れませんでした。抜歯ゼロのサルだけが木に登れました。

高齢になると、「いまさら」となる気持ちはわからないわけではありませんが、毎日使うものを遠慮する必要はないと考えています。女性の笑顔を見ながら、私も毎日使用するものには積極的にお金を使おうと、改めて思いました。

 

 

 

 

 

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