団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

60越えたら、人それぞれ

2015-02-15 09:10:44 | 健康・病気

「60越えたら、人それぞれ」。私たちの冠句の宗匠だったHさんの口ぐせでした。若いときから、老成した言葉をよく口にしていました。「人生、山あり、谷あり」「嵐も吹けば風も吹く」などなど。世の中を達観したような話しぶりとは裏腹に、人一倍気を遣うタイプでした。冠句をはじめ、虫食い川柳など新しい試みに次々と挑戦し、生き急ぐよう生きて、2年前、肝臓がんで亡くなりました。66歳という若さでした。

Hさんの言葉を、最近よく思い出します。「60越えたら、人それぞれ」は60代後半になると「なるほど、確かにそうだな」と実感できます。会社勤めを終え、なにかと制約がある生活から解放されたのですから、60歳を越えたら、その人の考えにあったそれぞれの人生を歩めばよいのでしょう。

そんな視点から、周りを見渡せば、それぞれの人生を楽しむ友人の姿があります。歯科医だった高校時代の友人は60を越えてから医院を閉めました。念願の島めぐり、海外旅行、石仏の旅を楽しんでいます。傍ら、高校時代の友人でつくるゴルフ同好会の会長を務め、世話役を果たしています。

新聞社で催しものを担当した友人は、交遊のある芸術家の個展を観賞したり、美術館、観劇、落語家の口演を楽しんだりで、全国各地に足を延ばしています。その土地、土地で美味しい料理と美味し酒を楽しんでいます。

私は一人院長として整骨院を運営し、患者さんに向き合って、適切な施療をすることに喜びを感じています。「60越えたら、人それぞれ」です。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする