団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

最も期待されるiPS細胞の細胞移植

2012-02-19 09:15:18 | 健康・病気

どんな細胞にも、どんな組織にもなるiPS細胞(人工多能性幹細胞)を使って、京都大iPS細胞研究所と東京大幹細胞治療研究センターの研究グループが大量の血小板づくりに成功したという発表がありました。血小板は止血の作用があり、血液がんや再生不良貧血の治療に役立つと報道されていました。

iPS細胞を使って臨床的に最も期待されているのが、血小板などの細胞をつくって移植する細胞移植です。タケちゃんの友人には、網膜色素変性症といって網膜細胞が変成して目が見えなくなる病気にかかっている男性がおります。パーキンソン病といって脳の神経伝達物質のドーパミンが出なくなるため、体のバランスが取れなくなり、最悪のケースでは寝たきりになる病気を患っている男性がおります。

もし、網膜細胞がつくれるようになり、移植ができれば、見えなかった目が見えるようになるかもしれません。網膜細胞づくりの研究をしている女性医師が主治医の友人は「移植手術ができるようになれば、最初の患者になりたい」と手をあげているそうです。初期のパーキンソン病を患っている友人もドーパミン細胞がつくられる日を心待ちにしています。

山中伸弥・京都大iPS細胞研究所長が開発したiPS細胞には、治療面での無限の可能性があります。自分の皮膚から採ったiPS細胞ですから、抗体反応は起こりません。理論上は、iPS細胞から精子と卵子をこしらえることも可能で、男である私が自分の子を産むことができるようになります。でもこれだけは、ご免こうむりたいとタケちゃんは断固拒否したいと思います。

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