団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

悩みが続くと免疫力が低下

2011-11-28 09:25:19 | 健康・病気

臀部打撲などの治療で来院している高齢の男性の患者さんが口の下に疱疹が出ています。「どうしたのですか」と尋ねると、「ヘルペスになりました」。皮膚科のお医者さんから「夜更かしが続きましたか。最近、疲れることをしましたか」との問い合わせがあったそうです。ヘルペスのウイルスは身の回りにたくさんあり、体の免疫力が落ちると発症します。「夜もちゃんと寝ているし、疲れるようなことはしていないのですが‥‥」と患者さんは答えたと言います。

1年前、大腿骨頸部骨折をした、この患者さんは元の歩行を取り戻したいとリハビリに熱心に取り組んでいます。加齢に伴う筋肉、関節の運動器の衰えもあり、骨折前の歩行に戻らないいらただしさを抱えており、私は「三歩前進、二歩後退の気持ちで歩行訓練してください」と呼びかけています。

でも、患者さんはなかなか元の歩行にならない自分の体に腹立たしさを募らせているようです。こうした怒りや悩みは免疫力を低下させます。血圧は上がるし、筋肉も硬くなります。すると交感神経がさらに高まり、血管の収縮が続き、循環障害を起こします。低体温となり、さらに免疫力が下がるという悪循環に陥ります。

気持ちの切り替えが必要です。そう、転んだら起きればいいや、人生七転び八起きの精神です。前向きで明るい気持ちに、と自分を奮い立たせ、免疫力アップの好循環に持っていくことが大切です。こんな話をして「三歩前進、二歩後退」の精神で歩行訓練をしてください、と言います。

ヘルペスが発症する、ポリープやイボが出てきたら、免疫力が下がってきているとみて、生活を整える一方で、悩みを引きずらない工夫も必要です。そうです、前向き、前向きに、です。

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