団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

元気な還暦世代

2011-08-27 10:56:45 | 健康・病気

奈良国立博物館で今月28日まで開催されている特別展「天竺へ~三蔵法師3万キロの旅」を見てきました。国宝「玄奘三蔵絵」の全12巻の絵巻(藤田美術館所蔵)を展示しています。第1巻の絵巻から長い行列ができ、絵巻を見始めるまでに約15分かかりました。大半が60代から70代前半と思われるカップルです。ご夫婦と推察しましたが、解説が流れるヘッドフォンを聞きながら、熱心に観賞していました。帰り道、奈良公園をそぞろ歩きしながら、近鉄奈良駅やJR奈良駅に向かう人並みには、奈良国立博物館で見かけたカップルが目につきました。最寄りの近鉄奈良駅まで、歩いて20分はかかります。「元気なものだな」と感心しました。

中年の40~50代を過ぎ、後記高齢者の75歳以上までの、60代から70代前半までの人たちは、元気な人たちが多く、高齢者(65歳以上)と呼ぶには当てはまらない。もっとふさわしい名前をつけられないだろうか、と提案する精神科医の文章を読みました。食の向上、医療の進歩、運動の普及、アンチエイジング思想の広がりなどで、今の60代以上は実際の年齢の8掛け(7掛けという人も)の体力があると言われます。個人差が大きいので、一般化はできませんが、60歳も8掛けならば、48歳。どう見ても40歳台にしか見えない60代が身近に何人もいることでしょう。

日常、運動をしている人と、まったくしていない人では、体力年齢が実年齢とプラスマイナス10歳の幅があると言われます。つまり、60歳の人ならば、運動している人は最高で50歳、運動をしていない人は最大で70歳の体力になるわけです。私は「元気な還暦世代」と呼んでいますが、70歳代前半が外れてしまうので、もっと良い呼び名がないか思案中です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする