NY株は史上最高値への挑戦を前にして小幅安。
第4四期の米GDPの速報値が予想の+1.2%に対して-0.1%になったのはショックであった。
また2日間の連銀FOMCが終わったが現状を「景気は足踏み」とみたことにも投資家は肩透かしを食らった。市場が判断する景況感と異なりショックであった。いずれも短期的な現状分析で米国景気が堅調な足取りで回復基調にあることは間違いがない。
それよりもわれわれが注目したいのは米長期金利が2%台に乗ったことだ。ドル高の材料であり円相場には引き続き追い風が吹く。
東京市場は震災後のショックを取り戻し11,000円台に乗った。これで次に目指すのはリーマンショック前の18,000円台である。
安倍政権の誕生で政治が国民から信頼される方向にかじ取りを進めている。最近の矢継ぎ早の景気対策をみていて民主党に比べての人材の厚さをつくづく感じさせる。
決算発表ではサブライズが株価を動かす地合いになってきた。
昨日はカルビー(2229)が急騰、MonotaRO8(3064)がストップ高になった。いずれも好調な決算が材料だが、デフレを吹き飛ばす日本型ビジネスモデルで成長路線を走る。トリトンスクエア通信で取り上げた銘柄だ。
相場の人気は自動車、金融、鉄鋼、不動産、住宅などのテーマ型の循環物色と成長株の個別物色型になってきた。相場の上昇にともなって新しいテーマがこれから加わっていく。
円相場の120円が実現すれば市場の1日の売買代金が2兆5000億円~3兆円になる。そのような夢が語れる環境になってきた。