足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

常識的な調整局面

2013-01-17 08:02:34 | 株式

NY株はまちまち。ダウ平均は小幅安だがナスダック、S&P500は高い。

決算発表が本格化し、この日はJPモルガン、ゴールドマン・サックスの大手金融機関が発表し好調な数字であった。時価総額の最大の業種だけに相場に与える影響は大きく、好調な決算は市場に安心感を与える。注目のアップルは$500台を回復したが$700台を高値に一時にせよ$500台を割った株価はトレンドとしては戻り売りになった。

東京市場は円相場をめぐって政治家の早くも円安けん制が散見される。失われた20年間の最大のガンであった円高の修正の、まだほんの初期だけに安倍政権の景気対策に水を差すような発言は政治家として自己のプレゼンスを誇示するためのもので、国益を無視している。

現在の相場の調整はこれまでの買われ過ぎの反動である。

個々の銘柄のここ1-2日の調整はトヨタ自-6%、本田-5%、コマツ-6%、キャノン-8%、ファナック-16%、ヒロセ電-4%、三井不-9%、三井住友-5%、野村-12%、新日鉄-5%、三菱商-4%、ファーストリテイリング-6%、DeNA-6%と、いずれもテクニカルな調整局面だが男性的な下落率。相場のリズムの大きさを実感させる。この間、日経平均は-4%。

出遅れた向きには強気相場への参入のチャンスが来た。

相場動向は円相場に左右されるが90円台乗せが調整終了のメドだ。