足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ウォール街のエネルギーが噴き上げる

2013-01-10 08:53:34 | 株式

ウォール街のエネルギーを彷彿とさせる日であった。

昨日、第4四半期の決算の先頭を切って発表したアルコア(AA)が相場を押し上げる役目をした。

決算は事前の予想通りであったが2013年の世界のアルミ需要が+7%と増加するという明るい見通しを発表した。製品は様々な業界に使用されるだけに、景気を占うナマの数字として注目されてきた。相場は好感して強気人気が広がった。

フエィスブック(FB)が昨年7月以来、初めて$30台(+5.3%)を回復した。昨年5月にIPO価格$38で公開して以来、株が下落し9月には$17.55まで下落していた。15日にメデイア関係を招待して新製品を発表する予定。

いまひとつ健康食品メーカーのハーバーライフ(HJF)に対しての仕手戦だ。有名なビル・アッカーマンが10億ドルを投じてショートしてきたが、これに向かって同じヘッジファンドのサードポイントのダン・ローブが買い向かい、そのほか複数のファンドが追随していることが判明した。当面はウォール街の話題の一つになるだろう。

このように新年早々、相場の世界ではミクロの材料がセキを切ったように出始めた。

東京市場でも昨日は安倍首相の下で諮問会議が始動し日銀にインフレ目標についてアコードを申し入れた。

円相場は海外でも軟化し円安トレンドを確認した。

相場には円安テーマに加えて個々の銘柄のファンダメンタルを買う動きが出始めた。

シメックス(6669)、エンプラス(6961)の動きに注目したい。

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