足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

新年幕開け第1弾

2013-01-04 06:40:46 | 株式
2013年の2日目のNY市場は波乱。
前日の大幅高のあとの熱気が残り小高くはじまったが、連銀の12月のFOMCの議事録が公表され、相場は下落に転じた。
昨年9月に連銀は市場からの資産買い上げを決め、その後も資金供給の手段を多様化してきたが、一部のメンバーが連銀のバランスシートの拡大に懸念を表明したことが明らかになった。「来るべきものが来た」という感じで株価が一時は大きく反応した。
連銀の期限を決めない無制限の資産買い付けは、どこかで歯止めをかける必要性は当然のことだが、これまでは政策の効果に配慮して、だれも口には出さなかった。いずれは問題になる議題だが、この日は相場の大幅高のあとだけに、株価はすぐに反応した。
当然のことである。QE3の発動時には雇用の改善という明確な目標が盛られている。
外国為替市場ではドル高になった。円相場だけが堅調。これまで円は独歩安してきただけに、これも当然の動きである。
NY株の基調はフィスカル・クラフ問題の解決で上昇トレンドにはいったことは確実だが、先行きには政府の債務上限の引き上げ問題が横たわる。昨年8月には相場の大きな懸念材料になった。
さて東京市場へは外人買いが継続するだろう。ここ3年間の円高基調の反転が確実になり、円相場は90円を目指し、その先には100円台乗せのテーマがある。
これまで売られてきた輸出関連の出番がきた。2~3月の第3四半期の決算発表が株価の大きな材料になる。
新年スタートの第一弾はトヨタ自(7203)とコマツ(6301)に注目。
コマツは海外でのキャタビラー(CAT)の堅調が材料になる。