足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

週末の米雇用統計も好転か・・・代替エネルギー、ソーシャル・ゲーム

2011-07-08 07:09:24 | 株式

NY株が続伸した。週末の雇用統計を控えて本来なら様子見の気分になるところだが、今回は違った。

正式の雇用統計の発表を前に民間の雇用関連の企業が前日に独自の数字を発表した。

ADPという雇用関連企業であるが、予想数字は時として大きく乖離する時もあるが、大半は数字の方向性は一致する。その数字は6月の雇用増は157000人であった。金曜日の政府の数字の予想のコンセンサスは115000~12万人なので、ADPの数字は久しぶりに大きく上方にかい離した。

理由として上げられたのは日本の震災の復興が予定を上回り、米国の自動車産業が前向きに雇用を増加しはじめたこと。バーナンキ議長が米国の景気を読む場合の3大悪材料の一つであった日本の不振が前向きな材料に転じてきた。当然、外人投資家も日本株の再認識に走るだろう。

日米とも目先の相場の過熱はあくまで短期的な要因。年末の日経平均が11000円か、1万2000円かを論じることができるような環境になってきた。

引続き代替エネルギーに注目しているが、ウェストホールディングス(1407.JQ)が大相場の第2ラウンドいりしたことのほか、ウォール街ではファースト・ソラー(FSLR)も出直りトレンドに入った。

先週、世界最大のソーシャルゲーム大手のGyngaSECに公開の申請を行いPO(新規公開)が秒読み段階にきた。世界で3億人近い会員数をもつが、ゲーム業界に旋風を巻き起こすだろう。ディー・エヌ・エー(2432)とグリー(3632)の評価も変わる。この2銘柄はまだまだ安い。