昨日のNY市場は独立記念日で休場。
しかし世界の市場は好調だ。アジアでは上海+1.93%、香港+1.63%、タイ+4.6%のほかヨーロッパも堅調。
東京市場も順調に回復し日経平均は6月中旬の安値から+6.5%になった。背景はNY株の復調であるが、6月の月間のパーフォマンスは日本+1.2%、米国-1.3%と久しぶりに東京市場の方がよかった。
今週の世界の投資家の最大の関心事は金融日(7月8日)の米雇用統計の数字である。事前のコンセンサスは15万~20万人増(前月は5万4000人)。
15万人という数字は意味があり、現在の米国の人口増を考慮すると失業者を出さない均衡点。雇用で注目されているのは自動車産業で、日本の震災の影響を大きく受けた。
エコノミストが6月の数字に注目するのは日本の景況を占うひとつのカギになるからだ。あるメディアが潜望鏡で日本の景気をみるという表現を使う。返って客観的に現状をつかめる。
日本の株価は前月の安値から+6.5%になったので小休止がいわれる。たしかにテクニカル面では休んだ方がよい。ただ売買代金は低空飛行もままで、まだ本格的な過熱まではいかない。
当面は買いそびれた個別物色銘柄の押し目を狙う戦法でいこう。