足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

外人買いは続く

2006-02-08 18:23:55 | 株式

一部の外資系証券が日本株のウエイトを減らすストラティジーを出したというのも、この日の下げの一因といわれる。そうだとすれば、ここは絶好の買場を提供している。大方の外人投資家は日本株について強気で、昨年は乗り遅れた分を、下げれば買いたいという向きも多い。

ゴールドマン・ザックスの有名なストラティジストのアビー・コーヘンは「米国は依然として主要国では高成長を続けるが、変化率という点では考え直す必要がある。日本とアジアが米国にアウトパフォームする。ただ米国はヨーロッパには勝つ。したがって、ことしの有望株として、まずiShare MSCI Japan Indexを勧めたい」(米バロンズ誌の新年座談会)。

コーヘンの勧めるのは流動性のある投信。チッカー・シンボルはEWJ。

かってはグリーンスパン議長と並んで世界の市場にもっとも影響力があるといわれた人だ。

いまひとつメリルリンチの調査によると「欧州の業績予想の上方修正/下方修正レシオは1.27から1.22に、米国でも1.03から0.96にそれぞれ低下した。世界で上方修正/下方修正レシオが引き続き最も高かったのは日本で、先月とほぼ同じの1.54であった」(同証券「グローバルクオンツ投資戦略」)。日本は業績相場に入った。

昨年は先進国で新興市場に並ぶパフォーマンスを上げたのは日本とカナダだけであった。

現在の知りうる情報からは今年の上半期の東京市場の上昇トレンドは不変とみている。どの銘柄に投資するかにエネルギーを使おう。

本欄で取り上げてきたACCESS(4813・マ)が1対3の株式分割を発表した。私は2006年1月決算の発表時(3月)に出る材料とみていたが、期待より早かった。権利を落としてもそれを埋めるぐらいの業績のはずみがついてきたのか。

決算発表の数字に関心。