足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

新興市場へバイアスをおく

2006-02-04 22:11:42 | 株式

1月は日経平均が+3.3%、日経ジャスダックが+3.8%、マザーズが-18%、ヘラクレスが-9%であった。1月中旬にライブドア問題が表面化し、外国では「ジャパン・パニック」という表現がつかわれるような事件が出た。その直撃を受けたのは、新興市場のなかでもIT関連株の多いマザーズとヘラクレスであった。いずれもインターネット関連株やハイテク株の多い市場である。

ライブドアのような犯罪に等しい粉飾や錬金術をIT関連株が行っているという懸念が働き無差別的に売られた。

昨年12月は日経平均+8.7%に対してマザーズとヘラクレスがともに+25%と大きく上昇していただけに、ライブドアの余波を大きく受けた。

例年、1~3月は新興市場が人気づく習性がある。ライブドア問題がなければ、今年も新興市場が大きく人気がつくとみていたが、予想は」挫折した。

1月に積み残した人気分を、新興市場では2~3月に取り戻しにいくとみる。これからはハイテクや新興市場にバイアス(力をいれる)という戦略を取る。

1月末から始まったIPO(新規公開)は絶好調である。2月は初値が高くても投資したい銘柄がいくつか散見される。IPOにも注力していく方針である。ライブドア問題は、関係のない成長銘柄への投資にはチャンスを与えてくれたとみている。