足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

円安は続くか?・・この銘柄に注目

2005-03-24 17:41:00 | 株式
予想外の円安である。
相当にドル売りが積みあがっていたのが、ここへきて買い戻しが入っている。世界的な投資家であるウォーレン・バフェットが、今月初めの株主への手紙で「2002年までは外国為替に一切、手を出さなかったが、その後はヘッジの意味で外国通貨を購入している。昨年末には12ヵ国の通貨を214億ドル分持っている」と記述していた。外国通貨のロング(買い)はウラを返せばドル売りでもある。
ウォーレン・バフェットだけではない。ヘッジファンドも最近までドルを売ってきた。年初は一時は買い戻したが、最近は再び売りを積み上げた。昨年10月に円相場が110円を切って上昇してきて以来の、円安だけに、ここは慌てているかもしれない。
輸出企業には3月末を控えて、この円安基調が続けば大きな朗報である。100~105円で予算を立てただけに、決算の数字にはプラス・アルファが出る。期待したいのは円安→株高→長期金利高のシナリオである。個人投資家にとっては、金利の反転は株高がともなってくれるならば大歓迎のはずである。1400兆円の金融資産の運用収益が0.5%改善すれば7兆円の購買力が出る。年金生活者にとっても心理的には大きなプラス効果。

25日は3月末の株式分割の権利付き最終日である。分割人気にかげりがみられる昨今だけに「逆張り」で、分割銘柄に投資するつもり。アクセル(6730・JQ)の1対2に注目。先に大幅な3月期の増額修正を発表した。