足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ライブドア問題に浮かれてばかりいられない・・岡目八目の見方

2005-03-14 18:43:18 | 株式
今週の米バロンズ誌にはライブドアによるニッポン放送へのTOBの記事が掲載、ユニークな論点を展開している。
結果としてフジテレビをも飲み込みかねないのは「インターネット株の購買力の威力」(ドレスナー・クラインオートベンソンのピーター・タスカ)としている。アメリカン・オンラインがネット・バブル時にタイム・ワーナーを飲み込んだのを例えに挙げている。
ネットとメディアの統合が言われたが、その後、AOLの業績も株価も地に落ちたままでぱっとしない。
それよりも日本のネット株は再び、バブルの様相を帯びてきたとしていることが気になる。
新日鉄、JFEホールデングス、住金の合計の時価総額が4兆7100億円。
対してヤフー、楽天、ライブドアの合計が5兆2200億円。
経常利益はネット3社で910億円、鉄鋼3社が1兆300億円。
これらの数字を並べてみて愕然とした。投資戦略の見直しの必要のない人が正しいのか?