足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

石油相場に当面は安心感・・・当面は?

2005-03-16 21:15:23 | 株式
イラクでのOPEC総会でサウジアラビアとクウェートの主張が通り、第2四半期はOPECの生産量を50万バーレル引き上げることになった。現在の生産量からすると2%の増産であるが、第3四半期(7~9月)の欧米の需要期(夏場でガソリンの需要が増える)に備えて、備蓄をするようにという狙いがある。増産を主張したサウジは「相場を40~50ドルの範囲に納めておきたい」というのが狙いという。しかしウォール街では「わずか2%の増産では焼け石に水だ。どんな策を出ても、走り出した機関車を止めることは出来ない」と醒めた見方をする向きも多い。
予想されたとはいえ、OPECの増産はウォール街にとっては朗報である。現在の株価の夜間の取引では、上昇はしている。いかにいまの市場が、インフレに対して懸念を抱いているかがわかる。
このような評論家的な話を論じていても始まらない。
われわれの明日からの投資戦略はどうするか?
相場には下方硬直性が出てきた。外人投資家が「日本株を当面はオーバーウエイトしたい」よいう見方が有力で(たとえば3月のメリルリンチの世界の機関投資家の見方)、下がれば持ち株を増やそうという向きが多い。どうやら相場は、一旦、1万2000円に乗せてから調整に入るのか?
3月17日は3銘柄がIPO(新規公開)される。カブドッドコム(8703.)が、もっとも注目される。
16日にIPOされたネクステック(3767・マ)は、本日は寄り付かなかった。17日中に寄れば短期では買ってみたい。

コメント
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