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埼玉新聞(h30,2,21)で面白い記事が載っていた。
私たちの体は自主性を持ちながら60兆個の細胞と、その相互作用によって維持されている。
だが、実は、私以外の細胞の力も必要なのだった。
つまり、人が生きていくためには、自分の細胞だけでなく、ほかの細胞=細菌の力も必要なのだ。
例えば、腸内細菌や皮膚の常住菌がそれである。
その数は、私自身の細胞の約100倍にもなる。
とすると、生きている私の中には、1%の私の細胞と99%の私以外の細胞が住んでいて、それらによって私は生かされているといえる。
もし、私以外の細胞がないとどうなるか。
例えば、マウスで無菌状態にすると腸が腫れて機能しなくなる。
かといって、腸内細菌を一個ずつ投与しても、腸は元に戻らない、という。
複数の細菌を組み合わせて投与すると、腸は正常化するらしい。
つまり、腸内細菌ひとつとっても、ある程度細菌の組み合わせを得ることで、1+1=2以上の働きが生まれるのだという。
人間社会も同じで、
この私は他者によって生かされていて、複数のつながり、連携、つまり社会のなかで生きていけるのだ、
ということなのだ。
そうなのかもねぇ。
そうなんだよなぁ、と感じた次第であります。
心せねばいけませんね。