3月31日(金)
この日が来た。 来てしまった。
いつものように、何をお話しすればよいのか悩んでいるうちに、ドタバタに紛れて、この日が来てしまう。
今年は、定年、勧奨、普通退職 あわせて98人の市職員が退職を迎えられた。
定年を迎えられた方々は、長い間頑張ってきたことを胸に、ゆっくり休んで、
勧奨で辞められる方や普通退職の方は、今までを労って、新たな道へ、または、気持ちと体を整えて、
いずれにしても、また未来に向かって新たなスタートを切っていかれるのだ。
公務員は、社会の要請を体現し、それを社会の当たり前にしていく仕事なのかもしれない。
今、当たり前と思っているシステムも制度もサービスも、みんな 0 からのスタートであって「無」の時があった。
退職する職員の思い出を聞くにつけ、そんなことをしみじみと感じるのである。
私はそれを 部長が集まった時に、
「今の社会の当たり前の向こうには、職員の頑張り、有り難い(=無い)段階があり、ありがとうがあった」
と表現した。
窓の外は穏やかな春の日和、桜の花も控えめに咲いてくれている。
宣伝カーが叫ぶように、何かを訴えながら過ぎていった。
市役所8階からの眺め 3月31日17時30分
98人の退職される職員さん、支えてくれたご家族皆さん、本当に長い間お疲れさまでした。
これからもお元気で。
同じく8階から入り日を望む