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残念である。しかし、仕方がない。
皆様のお力添えに心から感謝いたします。
さて、おとといは、2つの行事が延期になって、告別式、その後TIF(所沢インターナショナルファミリー)で、
『市長の考える国際交流』
についてお話をさせていただいた。
そのあと、妻のほうのおじさんのお通夜に出るべく、電車に乗ったが、
湘南新宿ラインが運転中止、東海道線が動いていると聞いて品川から乗ろうとしたらこれも中止、
京急が動いているから横浜まで行き、そこからさらに大船まで、
と勧められ京急を待つも、なかなか動かない。
やっと動いたが京急蒲田でストップ。
この時点で8時を過ぎていて、これでは今度は家に帰れなくなると判断。
お通夜をあきらめて品川に向かうも、次の平和島でストップ。
そこで運転休止と宣言がなされた。
ほとんど吹雪の様相。
電車の中は一人減り二人減り…あきらめる人が。
改札を見ると駅構内は雪を避けて再開を待つ人々でごった返していた。
そうきたか!?ならば、外でいっぱいやって待ってやろう。
平和島だから競艇だからきっと僕の好きなお店があるに違いない。
切符を見せて吹雪の中、路地を進むと・・・・
あった
「パイ一(いち)」
という「一杯」をひっくり返した名前の赤提灯。
昭和9年生まれ、78歳のおばちゃんが妹さんとやっているカウンターだけのお店。
やきとり一本70円。
入るしかない。
入ると常連さん(国学院大学野球部出身の昭和30年生まれの方)とやはり電車待ちの若者24歳がいた。
その後、ちょろちょろと電車待ちの人が入ってきてカウンター6人で満杯になる。
パイ一での論戦は基本的に常連さんの先行、逃げ切りの様相を呈していた。
そこでは、昭島高校時代の話、後輩たちが斉藤祐樹率いる早実といい戦いをしたが、早実は本気を出すとすごいという話、
転勤時代の話など。
そこに私と、時々若者が混じる。
4人目のお客さんの時、焼き鳥が品切れとなった。
「今日はこんな日だから、仕込むの少なめにしちゃったんだよ」とおばちゃん。
この店を開いて57年目、「昔は平和島ではなくって学校裏という名の駅だったんだ。」
「耳が聞こえづらくてねぇ、もうやめたいんだよぉ。」と困った顔をしつつもうれしそう。
名物はお雑煮650円。
若者は早稲田のスポーツ科学部の出身。ラクロスをやっていた。酒は飲めない。今は証券会社に勤めている。
途中酔ったお客が暖簾をくぐってきた。
すると、「今日はもうないよ、終わりだよ、帰ったほうがいいよ。」
「長くやっているとわかるんだよぅ。この年でお客さんに寝られちゃうとどうしようもないからねぇ。」
と弁解。
そんな年の、働くおばちゃんが言うことは、何を言っても神々しく、あったかく聞こえうなづけてしまう。
2時間くらいたったであろうか、時折スマホで運行状況を確認していた若者が、大森なら電車が動き始めたと発見。
歩いて20分くらいの大森まで行くという。
そろそろ決断の時が来た。
2時間はあっという間であった。 自分も店を出ることに。
おばちゃん、常連さん、皆さんありがとう。
おばちゃん、いつまでもお元気で、みんなのために頑張ってね。
吹雪く巷を大森まで20分、ザックザックと歩いて歩いて、そこで若者ともお別れとなる。
さらば若者、さらば後輩。
証券会社は大変と聞くが、自分の気持ちを大切に維持して、励んでくれよ!
お通夜には行けなかったが、雪がくれたプレゼント。
不思議な出会いに心温かに、僕は家族の待つ家に向かった。※
(左から 電車待ちのお客さん 常連さん 若者 そして常連さんの指だけ)
その後、池袋が1時少し前、準急飯能行に載って、途中で席が空いたので座ったのがいけなかった。
まんまと寝過ごして、気づいたら武蔵藤沢駅。
タクシーを待つが姿もない。
コンビニでカップラーメンを食べて、2駅分しっかり歩いて帰りました。
ザックザク
※小手指→池袋→(湘南新宿ラインで)→大船 の予定が…
小手指→池袋→新宿→品川→(東海道線運航中止)→(京急をしばらく待って)京急蒲田でストップ(断念)
→平和島で完全ストップ宣言
そこで「パイ一」(2時間待つ)→徒歩15分→大森(京浜東北線)→品川→池袋→武蔵藤沢→(行政道路をひた歩き)帰宅2時半
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おもしろいっの部分は、実は、おじさんのお通夜なので、最初の投稿後、言葉を変えました。
が、土曜も日曜もなく、いつも朝から夜9時までスケジュールに管理されている身なので、その時がすごく自由に感じられたのだったと思います。お通夜が終わってしまうなぁ、と7時過ぎまでは焦っていましたが、それを過ぎたら、あとは腹が据わったというか。
どちらにしても読んでいただいてありがとうございます。
豚しゃぶなら家族で鍋を囲んで食べたんでしょうね。団らんが目に浮かびます。