人を中心にしたマチづくり
先の選挙から、新たな公約として取り上げました。
人が歩き、人が憩い、人と楽しむ…出逢いを大事にしたマチづくりをしていきます。
もちろん、まちやひろば、空間が、
様々な人を包摂(ほうせつ=排除しないで包み込む)することが基本です。
また、支えあいや工夫など人間力を信頼した社会にしていこう、と思っています。
考え方、パラダイムを転換し、車がなくても過ごせるマチ、を構築していきます。
◎地域公共交通の(コミュニティバス)の充実 3280万円
(ワゴン車購入費など含む。)
交通不便地域のところバスの路線の抜本的な見直しとワゴン車による新たな手段を取り入れます。
まずは、モデル的に三ヶ島地区に令和3年度当初より開始すべく、車を買ってコースを決めて、
整えます。
さらに、富岡地区、柳瀬地区の検討も併せて進めていければと思っています。
◎ところバス運行費補てん 1億6536万円
今、6コース11台(+予備1台) のバスが市内を運航しています。
西武バスさんに運転を委託していますが、お年寄りの乗車が多い中、
気を配って運行してもらっています。
現在、経費に対して運賃収入で足りない分の赤字補てんを税金から支出しています。
それが1億6536万円です。
でも一方では、本数が少ないから乗らないのだ、という面もありますね。
それも今後総合的に対処していきます。
◎駅のチャイムは となりのトトロ でお出迎え
トコろんもかわいいけど、本当は世界的にはトトロよね。 そんな声を聞いてきました。
スタジオジブリ、宮崎駿監督にもご了解いただき、ついに、念願が実現します。
所沢市を訪れる皆さんには
「そうか、所沢はトトロのふるさとなんだ。
あのアニメに描かれた人間の温かさと大自然があるんだな。」
と思ってもらうこと。
そして、私たち市民は 『トトロのふるさと』 であることを誇りに、
それにふさわしい「善きふるさと」を伝えていくこと。
そうなったらいいな、と夢見ています。
詳細は、西武鉄道、スタジオジブリと協議中。
11月には実現すると思います。そして、そのほかにも素晴らしいお知らせが今後できそうです。
◎プロぺ通りの客引きを禁止する条例(10月1日~完全施行)
プロペ通りの客引きがしつこい、そういう声がここ数年増えていました。
しかし、一方では、
「そんなに気にならないよ。だってプロペでしょ。繁華街なんだから。」
という意見もあります。
そこで、市としては、警察や商店街の方々に、パトロールしていただいたり、
マナーに訴える方向で対処をしてまいりました。
しかし、それでも客引きを嫌がる声は後を絶ちません。
プロぺの客引きに対する苦情は、比較的最近引っ越してきた方々からのものが多いようです。
これは、まちの変容によるものなのだと思います。
旧町地区は高層マンションがふえ、新しい住民が増えている。
その人たちにとっては、プロペ通りは単なる通勤通学路なのであって、
だから、混沌さは不要で迷惑でしかないものなのだ、ということです。
そこで、プロペ商店街の方々に意向を聞き、警察にも意見を聞き、
条例を作って本格的に取り締まることに舵を切りました。
令和2年度3月議会(今議会)で提案し、可決され、
すでに、市で条例の周知、客引きへの注意をしています。
そして、警備員によるパトロールをし、警察OBも雇用して10月1日からは罰則付きで厳しく対処していきます。
◎葬祭場や遺体安置所がしっかりした説明会など不要でできてしまうので…
葬祭場や遺体安置所を新たに開発事業と規定しました。
それにより、周辺住民との説明会を十分に実施させ、トラブルを回避させるように意図しています。
内容: 葬祭場や遺体安置所を新たに設置したり、建物を改造して設置する場合、
周辺20m以内に住んでいる住民に説明しなければならない。また、看板を設置して
住民の理解を得たとしても、設置から30日後でなければ市に申請できなくなります。
また、説明会について言えば、標識を設置した翌日から14日以降に住民説明会をし
なければならず、その様子を市に報告しなければならなくなります。
また、標識設置から14日以内に文書により説明を求めた住民に対しても説明会をし
なければなりません。
その場合、十分な説明に達していないと思われるまでは市も容易には
開発承認をいたしません。
背景)人口が多い本市は、亡くなる方の数も多いのです。しかも経済的に豊かな市民が比較的多い。
高齢者の数は2042年まで増え続けると言われますから、それまでお葬式も増えるのでしょう。
そういう点で、本市は葬祭式場のニーズが高いマチとなるのです。
数年前 ある中学校付近に式場が建設されると、市民から相談が来ました。が、法的に大丈夫なので市としては何もできませんでした。 人生において必要な施設ではあるけれど、住宅のそばに作られて、それで仕方ないと言っていてよいのか?! 遺体安置所だってこれから住宅街にどんどんできるに違いない。
そう思って、できることはないか、市職員に検討してもらい、開発行為同様の段どりを踏まなければいけない施設に指定しました。どこかに必要な施設ゆえいたずらに排除するつもりはありません。
が、自動的に作れてしまう現状を条例によって変え、
説明会で理解を求めなければいけない施設に指定しました。
◎アドバイザーを迎え、街路樹を大事に生かしていきます
市民に好きなマチはどこかと聞くと、吉祥寺がステキ、と言われます。一方、所沢市も、市を訪れる人々から「緑が豊かでステキな街ですね」とよく言われます。ただ、市を訪問したお客さんは、狭山丘陵や平地林の緑や農村風景を見たわけではないのです。
いったいどうしたことかしら?
そこではたと気づきました。市を訪れるお客さんは、市役所に来る間に、市役所前のケヤキ並木の緑陰を愛でているのです。そして、市役所の窓から航空公園を見て感動しているのです。確かに、市役所前の並木の緑陰は素晴らしいものです。春には息吹を、初夏には薫りを、夏には緑陰を、秋には紅葉を、それぞれ感じさせてくれます。考えてみれば、吉祥寺も公園と並木が訪れる人を迎えてくれるのです。
マチの風格は街路樹で決まっていくのかもしれない。
しかし、いっぽうでは、落ち葉が困るなど苦情もあって、強く伐って対応する無残な姿も見られます。
そこで、街路樹を大切に街とともに育てていけるよう、専門家をお招きして街の風格を作っていきたいと考えました。
千葉大学の藤井英二郎先生をお招きして、風格ある緑陰のまちづくりを進めます。
◎ベンチをもっとおいていきます
よくお年寄りが道のわきに座って休まれているのを見かけます。そうなんだろうなぁ、と思います。
もう少し木陰があって、ところどころにベンチが配置されれば、お年寄りにも優しい街になれると感じます。
ベンチは、歩く人の障害にもなり、風で飛ばされ危ないなど、今まで公約に掲げながらも設置は進みませんでした。高齢化は今後も進みます。
安全を確保しつつも、ベンチを意識をもって増やすことにいたします。
東所沢駅前の通りのベンチと照明灯
◎駅前の喫煙所を移動して、共生を図ります
『歩きたばこ禁止条例』を作り、禁止地域を設定した本市は、その分、喫煙できる場所を確保する必要があります。
今までは、灰皿設置のみであり、受動喫煙の傾向がありましたので、囲いを作って、その防止に努めます。なお、所沢駅は、駅構内に設置し、外の分は撤去します。
◎シェアサイクルの実証実験をします
市内各所にシェアサイクル(共有自転車)保管場所を作って、乗り回せるようにします。
それにより、にぎわい、観光、環境、健康の分野での貢献を期待します。
実証実験ですが、
市内観光施設、コンビニ、公共施設などにシェアサイクル駐輪スペースを設け、民間企業に任せ、
有料でやってみます。(市費0円)電動アシストつき26インチ自転車。
◎市民農園を増やします「農のあるまちづくり」
土と親しむ生活がしたい。退職者のみならず、コロナを経験した人々からは、そういうニーズも出てくると思っています。近いがうまい! の近郊農業の最前線の所沢ですが、農地を活用して、所沢ならではの施策を展開します。今年度は、2か所新設、119区画増やしました。
市内の市民農園(令和2年4月現在)
・牛沼77区画・上安松41区画・上新井85区画・向陽町15区画・中富南78区画
・北野新町54区画・新所沢56区画(新設)・東所沢48区画(新設)計506区画
◎郊外だけでなく、街なかのみどりも保全します
街なかに緑があると、ガーデンシティという言葉があるように街の風格が出てきます。
ヒートアイランド化した都市を、緑陰が和らげてくれます。
たまたま市街化区域に残ってしまっている緑地を、10年くらい保全していただければ、固定資産税はいただかない、そんな制度を創って、
青葉台、向陽町、上安松、久米とすでに4か所「街なかみどり保全地区」を作りました。
そして、今年は、7月に東所沢地区、8月に若狭地区にも指定して作ります。
◎遊歩道、散策路を作っていきます
・東川遊歩道195m分 さくらタウン周辺のCoolJapanForest構想の一環。
旭橋から柳瀬川合流地点まで桜並木とウッドチップ敷きの遊歩道を整備します。
・砂川堀散策路160m分 三ケ島小学校南側付近の砂川堀に自然に近い護岸整備しながら、
ウッドチップを敷き、樹木の剪定などしながら散策路を作っていきます。
早稲田大学入り口付近から463バイパス誓詞橋まで何年もかかりますがやっていきたい。
取り組んでいる遊歩道 三ヶ島小南側
◎歩いて健康 健幸長寿のまちづくり(トコトコ健幸マイレージ)
歩いて健康、健康でお得 歩くほどポイントがたまって景品などに交換できる
健幸マイレージは、今年から人数制限なく募集します。
県の景品、市からの特典、ともに抽選となりますが、ぜひご参加ください。
歩く人のほうが年間5万円以上医療費がかからない、と差が出ています。
私も今年は参加します。
目指せ1日1万歩。(なお、7月6日現在、1日平均は6072歩
市内221位、県内8313位)
お申込みはこちらへhttp://www.city.tokorozawa.saitama.jp/kenko/karadakenkou/otonanohoken/kenkoumileage/kenkou20200707102505989.html
手続きが大変な方は、若い人にやってもらってください。(それが一番早い)
また若い人が近くにいないしコンピュータが苦手だという方は、
申込用紙に書いて、保険証のコピーを貼って、
今後、郵送、または、市役所1階国民健康保険課、保健センター、市内のまちづくりセンターにても受付します。そこで申込書を書いて受付します。その際は、保険証のコピーをお持ちください。※
(※ 市ホームページ、または、7月下旬に配られる広報8月号をご覧ください。詳細がわかります。)
◎狭山湖人道橋工事・・・・・1億3752万円
名前も決定!『狭山湖ふれあい橋』に。
平成27年度から測量を始めたが、工事の入札が2回も不調になって、設計を変更。令和2年度工事完成。
3年度使用開始。場所は狭山湖北端、もと「なかむらや」のあった付近。
見通しがきかず住民から信号機の設置を求められていた危険個所でもある。
しかし、信号機は警察の基準で許可できないとのこと。
安全を図り、里歩きを進めるために設置し、メガソーラーから堤防へ渡れるようにします。
狭山湖ふれあい橋 イメージ
厳しく取り締まっていただけるとのことで大変有難いです。
ついでにネコバスを走らす事が出来たら最高ですね。
子供も喜ぶし、自然との共栄として夢のある所沢をイメージできます。
まずは、チャイムで満喫していきたいと思います。
いろんな意見があります。
議会でもすんなりとは可決されませんでした。
私も、何でもルール化する社会より、
できる限りはマナーで調整していく方がよりよい社会だと思っています。
今回は、いろいろ情報を集め、段取りを図って、条例化(ルールによる規制)を採用させていただきました。
とても気になっています。
トトロの森1号地から、ソーラーを通って狭山湖の安心ルートができます。狭山湖南端から山口観音を抜けて西武球場前駅にゆく途中の市道に横断歩道が出来れば、安全安心な回遊ルートが完成します。是非ご検討ください。
「文化・ブランド」並びに、「成長作戦」のところに書きましたが、東所沢は商店街も頑張っている中、専門家の力もいただいて、独自に振興応援をするため、予算を別にとってあります。現在、助言をいただくアドバイザーを選定したところでして、具体的には、今後話し合いが始まります。
・東所沢商店会支援・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・240万円
専門家を派遣して、何ができるかどう盛り上げていくかを一緒になって考えていきます。