「ペットボトル症候群」という言葉を聞いたことはありますか?
プレミアムウォーター株式会社が行った「熱中症や水分補給に関する調査」によると、
68.1%の人が「知らない」と回答していますが、
熱中症対策として水分補給をするなら、知っておきたい言葉です。
医師の谷口英喜先生が、ペットボトル症候群とは何か、その対処法や、適切な水分補給方法を解説します。
プレミアムウォーター株式会社が行った「熱中症や水分補給に関する調査」によると、
68.1%の人が「知らない」と回答していますが、
熱中症対策として水分補給をするなら、知っておきたい言葉です。
医師の谷口英喜先生が、ペットボトル症候群とは何か、その対処法や、適切な水分補給方法を解説します。
☆ペットボトル症候群とは「高血糖症状」のこと
ペットボトル症候群とは、スポーツドリンク、ジュース、清涼飲料水など糖分が
多く含まれたペットボトル飲料を大量に飲み続けたり、
甘い食べ物の過剰摂取によって起こる、高血糖症状を指します。
血糖値が上昇すると、糖を血管内から細胞の中に取り込んで
血糖値の上昇を防いでくれる“インスリン”と呼ばれるホルモンが、膵臓から分泌されます。
細胞の中に取り込まれた糖は、細胞内でエネルギーに変換されて、
私たちの生命活動の原動力になりますが、あまりにも血糖値が高くなると
インスリンの分泌が間に合わなくなります。
その結果、細胞内に糖を取り込めなくなり、生命活動に必要なエネルギー源が賄えなくなってしまいます。
多く含まれたペットボトル飲料を大量に飲み続けたり、
甘い食べ物の過剰摂取によって起こる、高血糖症状を指します。
血糖値が上昇すると、糖を血管内から細胞の中に取り込んで
血糖値の上昇を防いでくれる“インスリン”と呼ばれるホルモンが、膵臓から分泌されます。
細胞の中に取り込まれた糖は、細胞内でエネルギーに変換されて、
私たちの生命活動の原動力になりますが、あまりにも血糖値が高くなると
インスリンの分泌が間に合わなくなります。
その結果、細胞内に糖を取り込めなくなり、生命活動に必要なエネルギー源が賄えなくなってしまいます。
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すると私たちの体では、エネルギー源が脂肪や筋肉にシフトされることで
エネルギーが得られると同時に、ケトン体という酸性物質が多量に産生されます。
この病態が、糖尿病性ケトアシドーシス、いわゆるペットボトル症候群の状態です。
エネルギーが得られると同時に、ケトン体という酸性物質が多量に産生されます。
この病態が、糖尿病性ケトアシドーシス、いわゆるペットボトル症候群の状態です。
☆ペットボトル症候群に多い、怖~い症状
ペットボトル症候群は、激しい「喉の渇き」から始まるので、さらにペットボトル飲料を欲します。
そのため高血糖となり、ケトン体の産生量が増加するという悪循環となります。
初期症状は「倦怠感」、「激しい喉の渇き」、
重篤な場合は、「多尿」、「嘔吐」、「腹痛」、「意識混濁」、「昏睡(糖尿病性昏睡)」等の症状が現れ、
とても危険です。
そのため高血糖となり、ケトン体の産生量が増加するという悪循環となります。
初期症状は「倦怠感」、「激しい喉の渇き」、
重篤な場合は、「多尿」、「嘔吐」、「腹痛」、「意識混濁」、「昏睡(糖尿病性昏睡)」等の症状が現れ、
とても危険です。
☆ペットボトル症候群にならないために、気を付けるべきこと
1日の糖分摂取の上限を意識して、食生活を送ることが大切です。
清涼飲料水には、糖分が100mLあたり10g(40kcal)程度、
スポーツドリンクには、100mLあたり6g(24kcal)程度の砂糖が含まれています。
たとえば、清涼飲料水を2Lとると、糖分が200g(800kcal)程度となり、
1日のほぼ上限に達してしまいます。
なお、ミネラルウオーターやお茶など、無糖のものが入ったペットボトル飲料をとっても、
ペットボトル症候群は起こりません。
清涼飲料水には、糖分が100mLあたり10g(40kcal)程度、
スポーツドリンクには、100mLあたり6g(24kcal)程度の砂糖が含まれています。
たとえば、清涼飲料水を2Lとると、糖分が200g(800kcal)程度となり、
1日のほぼ上限に達してしまいます。
なお、ミネラルウオーターやお茶など、無糖のものが入ったペットボトル飲料をとっても、
ペットボトル症候群は起こりません。
☆お茶、お水、スポーツドリンク、清涼飲料水・・・飲み分けのポイントは?
日常的に飲む飲料としては、お水やお茶が適しています。
一方、スポーツをした後に、エネルギーやビタミン補給の目的で
スポーツドリンクを飲むことや、脱水症や熱中症に伴う脱水症の時に
経口補水液を飲むことは問題ありません。
また糖分入りの清涼飲料水は、食事の時に料理の味を引きたてたり、
おやつの時に楽しむためになど、一時的に飲む分には問題ありません。・・》
一方、スポーツをした後に、エネルギーやビタミン補給の目的で
スポーツドリンクを飲むことや、脱水症や熱中症に伴う脱水症の時に
経口補水液を飲むことは問題ありません。
また糖分入りの清涼飲料水は、食事の時に料理の味を引きたてたり、
おやつの時に楽しむためになど、一時的に飲む分には問題ありません。・・》
注)記事の原文に、あえて改行など多くした。
今回、「ペットボトル症候群」、79歳の私は初めて学び、
多々教示させられたりした・・。
私はペットボトルに関しては、原則としてお茶、ときおり麦茶しか愛飲していないので、
《・・無糖のものが入ったペットボトル飲料をとっても、
ペットボトル症候群は起こりません・・》と学び、安堵しながら微笑んだりした。