夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

我が家の夫婦は、風変わりなカップル・・♪ 《初出2007.8.14.》

2008-05-29 11:38:05 | 定年後の思い
我が家では、私が定年定職後、家事などの分担を決めた。

私達夫婦は子供に恵まれず家内と2人だけの家庭であり、
私は家の外回りの掃除と庭の手入れ、日常の買物を担当しているだけで、
読書、映画、音楽などの趣味の世界に徹している。

家内は家の内部の洗濯、掃除、そして料理などをしているが、
家内の方が負担が多いので、私は茶坊主に徹している。

1年の大半は私の方が目覚めるのが早いので、
コーヒーと牛乳をそれぞれのマグカップに淹れて、
家内の枕元に置く。

日中のひとときは、コーヒー好きな家内に、さりげなくコーヒーを淹れたりする。

家内は血液型がA型のせいか、
私から見れば掃除、洗濯、料理などを完璧にするタイプである。

私はB型の血液らしく、何事もアバウトであるが、
好きな事に関しては1食抜いても、大差がないと思っているタイプである。

私達は互いの趣味の世界には、介入せず尊重している。
私達は、いずれどちらかが独り身となった時、
趣味の世界があれば、と思っているのである。

共通の趣味は国内旅行であるが、こうした時は共にする時間が多いので、
多少の差異があったりする。

和菓子屋で煎茶か抹茶を頂きながら、
その地の銘菓を味わうのが家内の趣味のひとつであるが、
私は人生は妥協も必要であると思いながら、その地の文化のひとつを享受したりしている。

私は居酒屋が好きなので、地酒を呑みながら、その地の食べ物を頂だき、
旅先の風土に思い馳(はせ)せながら、まぎれない文化のひとつである、
と家内に話しかけたりしている。

『XXちゃんさぁ・・先ほどの料理・・イマイチであるが、
これは絶品だょ・・奥が深いょ・・』
と私は云ったりしている。

家内は、私の独断と偏見の悪い癖がはじまったわ、と苦笑している。

こうした風変わりなカップルも30数年の歳月が流れている。




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