夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

春爛漫の中、私は家内のボディ・ガード兼お供で、買物に行けば・・。

2014-03-29 16:52:26 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の高齢者の69歳の身であり、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我家は家内とたった2人だけの家庭であり、
そして雑木の多い小庭に築後36年の古ぼけた一軒屋に住んでいる。

我が家の平素の買物は、私が年金生活を始めて以来、私は自主的に専任担当となり、
近くのスーパー、駅前のスーパー、専門店などに殆ど毎日独りで出かけている。

ここ2週間の前の頃から、スーパー、専門店に買物に行けば、
何故かしら平素より店内は込み合っていることが多く、
何かと鈍(にぶ)い高齢者4年生の私でも、消費税率が来たる4月1日より5%から8%となるので、
こうした影響かしら、と感じたりした。

その後、年金生活のわが家は、家内からの買物依頼品が増えて、
買物専任担当の私は、孤軍奮闘して、家内の要請に応じてきた。
          

こうした中で、昨日の昼下り、家内から、明日(あした)買い物に行きませんか、と私は告げられた。

何かしら消費税率の改定前に、数店ばかり廻って買い求めたい主旨であった。
『はい! 了解しました・・行きましょう』
と私は若き自衛官の諸兄に負けないように、明るく大きな声で応(こた)えた。

私は2004年(平成16)の秋に定年退職した直後から年金生活をし、
やがて高齢者の身になったので、何かと世情に疎(うと)くなっているので、
ボケてはいけない、と家の中でも明るく大きな声で家内と会話することが多くなっている。

そして私は何かと家事の大半は家内をしてもらっているので、
せめて家内のボディ・ガード、荷物持ちをして、お供をしなければ、
一家の主(あるじ)としての責務が果たせない、と私は齢を重ねるたびに深めたりしている。

我が家は恥ずかしながら自動車もなく、私は根がケチなせいか、利便性の良い路線バスには乗らず、
ひたすら歩くことが多い。
          

今朝、快晴の朝を迎えて、日中は5月下旬のような陽気となります、
と地元の天気情報は報じていた。

そして今年の冬は30数年ぶりの寒さとなったので、我が家の小庭にある水仙、白梅、紅梅などは、
平年より2週間ばかり遅れて、ときおり空を見上げて、
天上の気候の神々の采配に私は戸惑ったりしてきた。

ここ2週間は、きまぐれのように春暖の陽気に恵まれて、
昨日の28日には4月下旬のような陽気となり、私の住む地域は、桜の花は莟(つぼみ)が大きく膨らんで、
桜並木の多くの樹は、開花寸前の状況となっていた。

こうした情景であったので、本日は5月下旬のような陽気を迎えるので、
桜花は三分咲きかしら、と朝食前に私は思ったりしていた。


午前10時過ぎに私たち夫婦は、自宅を後にして20分ばかり歩き、
ホームセンターで、私の要望の庭の手入れの剪定用の鋸(のこぎり)、鋏(ハサミ)を買い求めた後、
家内は台所の用品を購入して、その後に15分ばかり歩くスーパーに向った。

やがて途中の住宅街の路を歩くと、数10本ぐらいの桜が満開となり、
私は家内共に長らく眺めたりした。
          

そしてスーパーの休憩室で私が待機している間、
家内は専門コーナーに於いて、エプロン、シーツなどを買い求めた戻ってきた時、
家内の常用している化粧品が品切れだったわ、と私に言ったりした。

私は資生堂の化粧品だったら別のドラッグ・ストアーに行けばあるょ、
と言いながら、私の知っている限りの7店ばかりのドラッグ・ストアー店名を家内に言ったりした。

この中で、家内のお気に入り店が、ここのスーパーから30分ばかり歩いた先にあり、
家内はためらったりしていた。

路線バスを利用すれば10分で着くよ、と私は言いながら家内を励ました。

結果的には、何かと運動不足の私たち夫婦は、春爛漫の中を歩いた・・。
          

やがてある駅前に到着した後、私が本屋に寄っている間に、
家内は2店目のドラッグ・ストアーで指定している化粧品が、買い求めることができた。

やがて遅い昼食として、食事処を少し迷った後、お寿司屋さんに寄って頂いた。

そして帰宅に向っで歩きだしたが、途中のわが家からの最寄のスーパーで、
家内は買物するわ、と言いだして、私は近くのベンチで待ちわびたりした。

私は春爛漫の中、久々に夫婦そろって買物をしたが、
利便性の良い路線バスにも利用しないで、ひたすら歩き廻り、こうした夫婦もめずらしいよなぁ、と微苦笑したりした。

そして私は今年の9月の誕生日を迎えると、70代入門の身となり、
家内は12月の誕生日で65歳となるが、こうした生活がいつまでも続けば良い、と思ったりしているが、
やがてはいずれのどちらかは片割れとなり『おひとりさま』となる・・。

果たして私たち夫婦は何年先か、10数年か、或いは数10年先か解らないが、
今日のような語り合いながら共に歩くことができるのは・・と漠然と感じたりした。


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