夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

黒澤明・映画監督の選定した世界の名作品、私は再読しながら共感を重ねて、微苦笑し・・。

2011-06-08 18:21:40 | 映画・テレビ
私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の66歳の身であり、
午後のひととき、映画棚から一冊の雑誌を取り出して、読んだりした。

映画監督の『黒澤明』の生誕100年を記念して、
河出書房新社の文藝別冊で、『黒澤明 生誕100年総特集』である。

http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309977300
☆河出書房新社『文藝別冊』 『黒澤明 生誕100年総特集』☆

この雑誌は、昨年の5月下旬から6月上旬に、
私たち夫婦の結婚して35年目となり、記念旅行と称して北東北を9泊10日で旅行した時、
活字に飢えた私は、旅の途中で、青森市の繁華街の新町のある本屋に立ち寄り、
買い求めた一冊であるので、正確には今回は再読となる。


私は東京オリンピックが開催された1964(昭和39)年に、
大学を中退して、映画青年のよう真似事をした時期あったので、
少なくとも邦画は3000作品、洋画は5000作品ぐらい、
大半は映画館で観たり、或いはビデオで自宅の居間で視聴したりしてきた。

そして映画雑誌の『キネマ旬報』とか映画批評・シナリオの単行本など買い求め、
愛読してきた拙(つたな)い身であるが、
昨今は数多い映画ファンのひとりとなっている。

たまたま今回の雑誌を改めて再読して、特に魅せられたのは、
ご令嬢の黒澤和子さんが編集された『黒澤明が選んだ百本の映画』である。

この記事の《はじめに》に明記されているとおり、
《一監督一作品》が前提であり、
黒澤明が選定したそれぞれの作品への思いなどのコメントが付記されていたので、
私なりに精読した。

そして、思わず共感したりて、微笑んだり、
或いはある監督への選定作品は、これ以外の作品が良いのに、と思ったりしている。

選定された作品は、もとよりサイレト時代の1919年から、トーキー時代を得て、
そして昨今の1997年に製作された作品まで、満天の星空のようにきらめく名画の数々である。
私としては無念ながら観ていない作品が10数作品があるが、
それなりに深く愛読し、特に共感させられた作品を列挙する。


☆『会議は躍る』 製作・1931年(ドイツ)

☆『綴方教室』 製作・1938年(日本)

☆『自転車泥棒』 製作・1948年(イタリア)

☆『道』 製作・1954年(イタリア)

☆『大人は判ってくれない』 製作・1954年(フランス)

☆『かくも長き不在』 製作・1960年(フランス)

☆『ジョニーは戦場に行った』 製作・1971年(アメリカ)

☆『ジャッカルの日』 製作・1973年(アメリカ)

☆『ゴッドファーザー PARTⅡ』 製作・1974年(アメリカ)

このような作品が黒澤明が選定した作品の思いと私が共感した作品である。

少なくとも百年間の歴史のある映画作品から、
その上に《一監督一作品》の前提規約もあり、黒澤監督にしても選定は困苦を極めただろう、
と思いながら微苦笑をさせられた。

こうした思いを作品と共に馳せたりすると、時がたちまち過ぎてしまう。

                        
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