夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

霧雨の朝を迎えて・・♪   《初出2007.10.9.》

2008-05-31 14:23:54 | 小庭の情景を眺めながら
東京の郊外は、静寂の中、霧雨が降っている。

金木犀の香りがこの居間にも匂いがかすかに漂(ただよ)ってきている・・。

玉すだれ(タマスダレ)の白い花、秋海棠(シュカイドウ)の薄紅色、
そしてサフランの黄色い花が、群生し霧雨の中で、彩(いろど)っている。

紫式部(ムラサキシキブ)のたわわな実もここ数日で、
薄紫から紫色に染められている。

雑木の多い我が家の庭は、初秋に終りを告げて、秋へと移ろっている。

花梨(カリン)のたわわな実は色合いを深めているが、
昨夜の微風で黒土の上に三つばかり落下していた・・。

この世と同様に何等の形で選別されているのかしら、
そして少し振るい落とされた三つの実が可哀想に思え、
微苦笑したりしている。

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