夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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尾身会長「クラスター追えない」 政府コロナ対策“敗北宣言”、高齢者の私は学び、溜息ばかり重ね・・。

2020-12-09 07:13:46 | ささやかな古稀からの思い
昨夜、ときおり愛読している公式サイトの日刊ゲンダイ  を見ていたら、
 『 尾身会長「クラスター追えない」 政府コロナ対策“敗北宣言” 』

と題された見出しを見たりした。


私は東京の調布市に住む年金生活の76歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。


こうした中、今年の新春、世界の誰しもが予期できなかった新型コロナウイルスに伴い、
世界の多くの人が、生死の関わる難題に遭遇して、今日に至っている。


過ぎし日の2月上旬の頃から、新型コロナウイルスに伴い、テレビのニュースなどで、
感染した事態が日々報じられ、これ以来何かと重苦しい風潮の中、
私は戸惑いながら過ごしてる。





このような心情で過ごしてきた私は、
今回の《・・尾身会長「クラスター追えない」 政府コロナ対策“敗北宣言” ・・》って、
どのようなことですか、と思いながら記事を読んだりした・・。

この記事は日刊ゲンダイ  】で2020年12月8日に配信され、
無断であるが転載させて頂く。
                      
《・・ 政府が「勝負の3週間」と呼びかけてから2週間。
しかし、感染再拡大は、いっこうに止まらない。

医療体制の逼迫が懸念される北海道、大阪府、東京都だけでなく、
全国各地で新規感染者は高止まり。

グーグルの感染予測も7日時点で、
4日から31日までの28日間に7万6000人が感染するとはじき出している。

そんな中、政府のコロナ対策分科会の尾身茂会長の口から衝撃発言が飛び出した。



大阪の吉村知事は7日、医療従事者を確保するため、

政府に自衛隊看護師の派遣を要請。
北海道も派遣要請するという。

北海道と大阪に続き、愛知もピンチだ。

連日200人前後の新規感染者が発生し、名古屋市の河村市長は7日、
市内の病床の9割が埋まっていることについて危機感をあらわにした。

埼玉や神奈川、兵庫でも、感染者数は100~200人と高止まり。

 7日の全国の重症者は530人で、過去最多を更新した。



★必要なのは民間の検査センター支援

全国各地に「第3波」が襲来しているこのタイミングで、
尾身会長は、衝撃的な事実を口にした。

6日放送のNHKの日曜討論。

番組終了間際、司会者から「年末年始に心がけること」を問われた尾身会長は、
次のように言い放ったのだ。

「実は日本が、しのいできた理由のひとつに、

クラスターを早く見つけて、感染源を(特定した)ということがあるんですけど、
もう保健所が疲弊して、クラスターの感染源を見つけるという方法が、
取れなくなっている」

日本が感染拡大を阻止してきた切り札である「クラスター対策」を、

 もう使えなくなった――と白状したのだ。
要するに「敗北宣言」である。

この発言には、出演していたコロナ担当の西村経済再生相もビックリしたのか、
こわばった表情を隠さなかった。



医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏がこう言う。
「政府は今年2月のダイヤモンドプリンセス号での集団感染で、

無症状感染者がいると把握したにもかかわらず、
クラスター追跡にこだわって、無症状感染者を野放しにしてきました。

その時から今まで、対策を誤ってきたのです。

本来ならPCR検査を徹底的に拡大するべきだったのです。
クラスター追跡ができないと認めたのなら、
早急に方針転換し、民間のPCR検査センターを支援するべきです。

誰でも『頻回検査』できるようにすることが、感染拡大防止の要ですからね」

この先、第3波はどこまで広がってしまうのか。

AIを用いたグーグルの感染予測によると、
31日までに全国で7万6000人が感染するというから恐ろしい。

「日本は欧州や米国に比べて死者も少ないし、

医療体制も充実しているはずなのに、医療崩壊を起こしつつあります。

国の『専門家』が政治的な判断で、
根拠不明な入院基準などを医療現場に持ち込むから、
他国に比べて異様な状況になってしまっているのです」(上昌広氏=前出)

失敗のツケを払わされるのは国民だ。もっと怒った方がいい。・・》



注)記事の原文に、あえて改行を多くした。



今回の《・・尾身会長「クラスター追えない」 政府コロナ対策“敗北宣言”・・》、
震撼しながら多々学び、やがて無力な私は溜息ばかり重ねたりした・・。

温和そうな政府のコロナ対策分科会の尾身茂会長の発言は、
菅首相の責務のひとつ、国民の命と暮らしを守る、
どのように解釈したらよいのかしら、と私は落胆したりした。



やがて、先程、ヤフーから配信されたふたつの記事を思い浮かべたりした・・。

配信元は、【 スポーツ報知 】の12月8日のふたつの記事であったりした。

ひとつは『東京都医師会、「Go To」は「全世代で一時停止を」 東京で新たに352人感染』、
と題されていた・・。

無断ながら転載させて頂くと、下記の通りである。

《・・ 東京都医師会の尾崎治夫会長は8日の定例会見で、
政府の観光支援事業「Go To トラベル」について、
「国には、『Go To 』をはじめとした人の動きを、
ぜひ一時でも止めていただきたい」と求めた。

同事業の一時停止を巡っては、札幌、大阪両市でキャンペーンの一時停止、
東京発着の旅行に関しては、65歳以上と基礎疾患のある人の利用自粛を呼びかけている。

尾崎氏は「これらの対策が全く効果がないとは言えない」とした上で、
「行動的な若い人を中心に無症状者が多いことなどから、全ての年代で一度止めて欲しい。
そこに至っていないことは残念だ」と述べた。・・(略)・・》




もうひとつの記事は、
『 小沢一郎氏、政府のコロナ対策の遅れを批判
     「検査まで利権にしてはいけない」
と題されていた記事であった。

無断ながら転載させて頂くと、下記の通りである。

《・・ 立憲民主党の小沢一郎衆院議員(78)が8日までに自身のツイッターを更新。
政府の新型コロナウイルス対策の遅れを厳しく批判した。

この日、「人口当たりのPCR検査数、日本は世界で151位。絶望的。
PCR検査を国民全員に行うべき。

症状のある陽性者は入院、無症状者は隔離、陰性者は日常活動。
これを原則とすべき」と提言した小沢氏。

「クラスター追尾で、保健所は限界。
今のような中途半端な対応では、感染は拡大し、経済も破壊される。
 検査まで利権にしてはいけない」と続けていた。・・》



こうしたふたつの記事を読みながら、
菅首相は、われわれ国民をどのように導くのか、
と無力な国民の一人の私は、戸惑ったりしている。

せめて私ができることは、政府から公布された、
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、「新しい生活様式」を遵守する。

おひとりおひとりが、「相手と身体的距離を確保すること」、
「マスクの着用」、「 手洗いや咳エチケット」、
「三密(密集、密接、密閉)」を避けるといった、

3つの 約束を国民のひとりとして、確かな責務、と受け止めている。



そして世の中は、自粛から自衛の風潮に変貌し、
無力な私でも大切な社会経済の復興を願っているが、
新型コロナウイルスが沈静化するまで、自分の身は自分で守りながら、
程々に自粛生活の延長戦する、と受け止めたりしている。
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