夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

新書本、文庫本に付いている栞(しおり)、私が瞬時に圧倒的に魅了されたのは・・。

2013-05-12 14:14:59 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の68歳の身であるが、
民間会社の中小業に35年近く勤めて2004年〈平成16〉年の秋に定年退職となり、
何かと卑屈と劣等感にさいなまれ、悪戦苦闘の多かった半生だったので、
せめて残された人生は、多少なりとも自在に過ごしたく、その直後から年金生活をしている。

日常の大半は、随筆、ノンフィクション、小説、近代史、総合月刊雑誌などの読書が多く、
或いは居間にある映画棚から、20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、
ときには音楽棚から、聴きたい曲を取りだして聴くこともある。

私が読書に目覚めたのは、遅ればせながら高校生になってからである。
活字から綴られた底しれぬ内容はもとより、そして行間から感じられる深淵に、圧倒的に魅せられた。

そして年金生活の今でも本屋で、単行本、新書本、文庫本のコーナーを見たりして数冊買い求めたり、
ときには雑誌コーナーで月刊誌、季刊誌、臨時特別号を眺めた後、魅了された時は購入している。
そして、結果として手ぶらとなった時は、古本屋に行ったりして、読みたい本を探し求めて、
早や50数年過ぎている・・。


こうした中で、新書本、文庫本を買い求めると、本の中に出版社からだされた栞(しおり)が、
殆どは入っている。
私は帰宅後、これら新書本、文庫本を開き、大半は栞(しおり)には気に留めないが、
過ぎし年、たった一度だけ瞬時に圧倒的に魅了され、しばらく眺めた体験がある。

この圧倒的に魅了された栞(しおり)の絵柄に関して、無念ながら筆力が乏しいので、
記念写真で撮ったのを恥ずかしながら掲載する。
もとより小さな栞(しおり)であるので、あえて大きく表示した。


私はヨーロッパの貴婦人と思われる女性が、強い意志を秘め、少し憂い顔で、凛としたまなざしで、
《 で、あなたは読んだの? 》
と呟(つぶや)かれたりすると、齢ばかり重ねた私でも、ドキとさせられてしまったのである。

そして貴方は歴史の本が好きだと風の噂で聞いたりしていますけれど、
ローマ帝国はもとより、オランダ、スペイン、大英帝国などの興亡史をきちんとお読みなったの、
このように言葉を私に言われたりすると、
無学の上、ほんの少しだけ・・
と私は言いながら、赤面して、うつむく・・。
このように感じる絵柄である。

この栞(しおり)は、筑摩書房から刊行されている『ちくま新書』か『ちくま文庫』を買い求めた中に付いていた栞(しおり)で、
それぞれのお方が感じることに差異があるが、私は圧倒的に魅了され、
机の引き出しに、こっそりとしまいこんで、早や6年が過ぎている。

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