夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

『どうして・・この2月は、平常月より日数が少ないの・・?』、と、私は定年後に初めて真相に学び・・。

2011-02-04 18:44:52 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の66歳の身であるが、
民間会社を35年ばかり奮闘して定年退職をしたのは、2004(平成16)年の秋であった。

その後、年金生活に入り、ときおり暇にまかせて、つまらないことを考えたりしていることもある。

例えば、この2月は、どうして平常月より日数が少ないのか、
ということである。

私は小学生以来、疑問のひとつであったが、
どのカレンダーを見ても2月は平常月より短く、
大人の常識の世界と思いながら、恥ずかしくて60年近く訊(き)けなかったのである。

この難問が解明できたのは、定年後の半年ばかり過ぎた頃で、
知識人のひとりの藤野邦夫・著の『幸せ暮らしの歳時記』(講談社文庫)を再読していたら、

《・・
前43年に初代ローマ皇帝になったアウグストゥスのご機嫌をとって、
元老院が彼の誕生月の8月を『アウグストゥス』と改称し、
それまで30日だったこの月の日数を増やすために、
2月から1日を移した
・・》
と明記されていたのである。

私はローマ皇帝に対し、時の元老院の人々のふるまいに、
呆れながらも驚いたのである。

こうして東洋の隅にある日本に於いても、
地中海文明の華やかしきローマ帝国の遥か2000年前の決定事項を
昨今にも歴然と受け入れている不思議さ・・、

私は初めて真相を知った61歳を迎える前の時であったが、
少年のように、本当なの・・、と驚きながら、ため息を重ねたりしたのである。


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『立春(りっしゅん)』を迎え、東京郊外も暦(こよみ)の上にふさわしく、暖かな日々となるが・・。

2011-02-04 06:21:32 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の66歳の身であるが、
朝5時に目覚めて、ぼんやりと玄関の軒下で煙草を喫いながら、
玄関庭にある白梅の20数輪咲いている純白の花びらを眺めたりしていた。

日の出は6時40分過ぎであるので、少し薄暗いが、
何かしらここ10日間ぐらいより、寒さを感じないのである・・。


この後、居間に戻り、カレンダーを眺めて、
立春かょ、と心の中で呟(つぶや)いたりした。
そして読売新聞の配達される前であったので、地元の天気情報をネットで検索したら、
朝の6時は0度、昼下がりは13度前後、そして夜の6時は9度前後、
と表示されて、晴れマークとなっているので、3月中旬ぐらいの陽気かしら、
と微笑んでいる。

そして、この後の一週間も朝の6時は4度前後、昼下りは12度前後の暖かさが予測されているので、
暦(こよみ)の上にふさわしく、春めいた陽気となっている・・。


このように微笑んだ後、過ぎし1月初旬に『小寒(しょうかん)』であり、
『寒の入り』の時節を迎えて、
1月下旬に『大寒(だいかん)』、そして本日は『立春(りっしゅん)』となってきた。

そして『寒の内』が終わりを告げて、耐寒も終了で春かしら、と期待を託しても、
日本の各地で行われる女の子の祝賀祭の3月上旬の『ひな祭り』を迎えるまでは、
三寒四温の日々となり、東京郊外でも数センチぐらいの雪が舞い降る年が多いのである。

このように思ったりすると、

まだまだ寒い日が続き

春とは名ばかりでまだ真冬のように寒く

冬来りなば春遠からじ

梅の莟(つぼみ)のふくらむ頃となり

このような文を時候の言葉として綴れるのである。


この後、この時節にふさわしい歌は、と思いながら、
私は、幼年期は農家の児として育ち、この時節は積雪30センチの中を歩き廻ったり、
或いは畑の中の道を霜柱が10センチぐらいを踏みつけながら、走りまわったりしていたことを思いだし、


♪春は名のみの風の寒さや。
 谷の鶯(うぐいす) 歌は思えど
 時にあらずと 声も立てず。
 時にあらずと 声も立てず。

【『早春賦(そうしゅんふ) 作詞・吉丸一昌、作曲・中田 章 】

と心の中で唄ったりしている。


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