左が曹利国(中国)、右が文田健一郎
8月6日、レスリング男子グレコローマンスタイル60キロ級の決勝が行われ、文田健一郎が中国の曹利国(そう・りこく)を下し金メダルを獲得した。
オリンピックに出てくるくらいの選手だから当たり前なのかもしれないが、二人とも筋肉が素晴らしいと思う。体脂肪率5~10%くらいなんじゃないだろうか?サラブレッドのように見事に鍛え抜かれている。筋肉の動きが美しい。自分もこんな体になりたいと思うが、ここまでの道のりはかなり厳しいだろうから、せめて触ってみたい。
グレコローマン・スタイルというのは、腰から下への攻撃が禁じられており、上半身のみを使って技を掛け合う。ダイナミックな投げ技が魅力。
相手を円形マットから場外に出したら1ポイント、相手の両手・両ひざ・頭のうち3点をマットにつかせると2ポイント、グ
ランド(相手が伏せた)状態で技を仕掛け、90度以上体を返した場合も2ポイント、スタンド(立っている)状態からタックルや投げ技で相手を背中から倒し両肩がついた場合は4ポイント。
グレコローマンでは8点差、フリースタイルでは10点差がつくと「テクニカル・スペリオリティー勝ち」となる。今までは「テクニカル・フォール勝ち」と言ってきたが、「スペリオリティー勝ち」に名称が変わった。
レスリングや柔道は体の密着がいい。特にレスリングは肌を露出するユニフォームだから、相手のぬくもりを感じるだろう。あったかいとか。息遣い、脈拍とかも。でも毛むくじゃらとかヒゲもじゃとか、ワキガだと嫌だな。
と思ったら、外国の柔道と同じように、勝ちさえすれば良い、みたいな試合をしようとする選手もいるようだ。投げ技が得意の文田選手とは、ずっと離れて組み合わない様にしたり、ひどい選手は投げようとしたら滑るように、体にクリームや油を塗るらしい。組み合って、投げ合ってという選手ばかりではないらしい。
文田選手は王道を行くレスラーなのだ。
銀メダルの中国人選手、かっこいいね。体も素晴らしい。
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