備忘録として

タイトルのまま

框景

2008-03-25 00:06:30 | 
写真は、前面の人口庭園と遠方の山を組み合わせた借景という技法で作った日本庭園である。ここ島根県の足立美術館へは昨年5月に行った。美術館は横山大観らの絵画だけでなく毎年世界一に選ばれる見事な日本庭園で有名である。美術館内ではさらに、茶室から窓枠を通して見る庭園は額縁に入った絵画を見るようである。この窓枠を通して庭園を見る技法を框景(きょうけい)と言い、中国では昔から取り入れられていて、蘇州の古典庭園でみることができる(NHKの世界遺産で知った)。

中国蘇州の排政園の框景(中国語のWeb-siteより拝借)

足立美術館の庭園は四季の移り変わりで姿を変え、展示絵も頻繁に入れ替えるので再訪して楽しめる。5月の庭は新緑で、上村松園の作品はほとんど展示されていなかった。

最新の画像もっと見る