備忘録として

タイトルのまま

金瓶梅

2008-02-27 23:25:35 | 中国

先日シンガポールのチャンギ空港の本屋で中国語の金瓶梅を見つけた。お堅いシンガポールで金瓶梅が売られるようになるとは、30年近く前のシンガポールとは隔世の感がある。写真ではよくわからないが、ビニールでカバーされている、いわゆるビニ本で売られているのが御愛嬌だ。
さて、私と金瓶梅の出会いは高校2年の35年前にまで遡る。文化祭のクラスの出し物で色男の西門慶と絶世の美女潘金蓮を主人公にした脚本を書いた級友がいた。その時は級友に金瓶梅のあらましを聞いただけだった。その後、大学の図書館で読み耽った駒田信二の全訳”水滸伝”の中で西門慶と潘金蓮に再会した。水滸伝の梁山泊に集う108人の英雄のひとりである虎退治の武松のエピソードで、西門慶と通じた毒婦潘金蓮が夫の武大を殺し、それを知った武大の弟である武松が二人を惨殺する。この水滸伝の西門慶と潘金蓮の話を膨らませたのが金瓶梅なのだが、金瓶梅を読んだことはない。


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