散歩、旅行そして海外滞在の写真備忘録

過ぎ行く時間の中で、心に残り、蘇る記憶を、「私の写真備忘録」としてここにまとめたい。

2000.08.26 府中 高安寺の道祖神

2006-08-09 18:09:28 | 散歩
六年前に撮った写真だ。
この写真をPCに取込みつつ、同じ被写体を今年四月に撮ったのを思い出した。
早速比べてみた。
無論、二つの写真で石の道祖神が変わったようには見えない。
石の道祖神にとって、「変わる」と言えるのは何年ぐらいの事なのだろう? 少なくとも、六年間というのは、無視しうる時間の流れである事は間違いない。
翻って我が身を見れば、六年前の自分の写真など見たくもない。身の回りも、当然、大きく変わっている。やはり、六年の重みは大きい。

ただし、六年前のこの写真、ピントがやや前方にあってしまっていて、道祖神の顔が少しぼやけている。それで、特に男の道祖神の顔が、今年のに比べると柔らかい表情に見える。もっとも、撮影条件・機材が全く違うので本当は比較するのも意味は無い。
しかし、敢えて勘ぐれば、この六年間、この男の道祖神の方に何かあったのかもしれない・・・・・などとくだらない事を考えるのも、暇つぶしには楽しいものだ。

2000.8.26撮影


2006.4.27撮影

2004.06.04 金 チュニス 国立劇場

2006-08-09 11:05:00 | 回想・チュニジア日記
国立劇場は、ブルギバ通り沿いにある。この一帯、チュニス中心部中の中心部と言えよう。
フランス統治時代に建てられたクラシックな建物。

ここで開かれた日本の音楽会に二度ほどに行ってみた。いずれも日本文化紹介を趣旨とするもの。
ただし、出演者はどうもボランタリーなベースで来ているらしい。その分、一流とは言えない。
出し物も琴など日本の伝統音楽或いは古い「日本の歌」などが多い。これらは、ドライで元気なチュニジア人にとって、珍しくはあっても共鳴できるかどうかは殆ど疑問。
一方、振り返って、我々日本人の身の回りで、これら「伝統芸術」は、重要ではあっても、現代の日本文化の「ほんの一部」を占める存在であることは間違いない。
それ故、「何でこんなのばかりやるんだろう?」と、正直言って思ったものだ。


camera: FinePix F700