「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

日本企業のM&Aで件数は最高も、円高是正がカンフル剤!?

2012-03-30 23:59:43 | マ-ケット

          
2011年度末の最終日、何とか日経平均は、10000円の大台をキープし
1年前の9755.10円の終了に対し、3.37%上昇となりました。

ところで、12年3月期の日本企業の合併・買収(M&A)は金額ベースで
13兆6925億円と、前年同期比30%増となりました。金額が前年比で
増加に転じたのは5年ぶりの事でした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120330-00000098-reut-bus_all

件数は減少しましたが、新日鉄と住金の経営統合という大型案件が全体の
金額を押し上げました。日本企業の海外M&Aの件数が624件と過去最高に
上ったことも特徴です。
 
ロイターによると、12年3月期最大の案件は、新日鉄と住金の経営統合の
1.7兆円。次いで、武田薬品のナイコメッド買収の1.1兆円です。また、
野村HDの野村不動産の子会社化が、8886億円でした。
 
M&Aアドバイザーのリーグテーブルの首位は野村で、2位はGS、3位は
みずほ です。全体の件数は2571件と同4%減となりました。
 
一方、日本企業の海外企業M&Aは、件数が過去最高の624件と同12%増。
金額は、5兆7800億円と09年3月期以来の高水準になっっています。
 
地域別の内訳をみると、日本からアジアへのM&Aの件が半分以上を占め、
業務提携や買収により、アジア全域で成長を求める日本企業が増えている事が
裏付けられた格好です。
 
ただ、対アジアのM&Aの金額は、9273億円のため、単純平均で1件あたり
30億円に届かず、依然として小規模であることに変わりはありません。

円高であった2011年度に海外企業をM&Aし、3年先を見据えた経営戦略を
打ち出した企業の中で、伸びる企業があるかもしれません。
また、日本企業にとって収益の特効薬、ドル/円で95円程度の修正が、経済を
下支えする構図は、変わりません。


さて、日経平均は、小幅下落31円安の10083円の大引けでした。
(出来高 概算18.8億株の商いでした。)

NY市場底堅い反転、上昇も為替と原油相場の下落が重しとなりました。
ただ、年度末1万円の大台をキープし、月足3カ月連続の陽線は、新年度に
つながる格好です。

注目のNY市場、3月ミシガン大学消費者信頼感は、76.2(予想 74.5)
と予想を上回る着地で、上昇スタートも伸び悩み、ただ、雇用状況も改善が
進んでいるようで、終了時 週末のプラス引けも想定できます。

東京市場の4月相場につながる展開になりそうです。


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