
新型インフルエンザが、神戸の2高校と大阪の1高校で発生、海外渡航の帰国者に
対する水際の検疫体制を潜り抜け、人→人に感染している事で、どこで発生しても、
不思議じゃない状況となってきました。
感染拡大の防止は 必須で、弱毒性が救いでも、これ即ち 経済活動を停滞させる事
になり、マイナスの効果です。
明るい材料は、土、日の家電量販店は、エコポイント制度スタートで、5%ポイント上乗せや
割引を実施しており、賑わっているようです。
数日前、ブログで取り上げたこの制度の概要(下記 参照)、上記フォトに再掲載。
http://blog.goo.ne.jp/yokohama_dream_site/e/da82cc2e2f7ae614064545a21b132e7d
さて、5/18週の日経平均は、週初は、週末NY市場の反落を受けて、下落して
始まりそうですが、何と言ってもポイントは、「為替動向」にあります。
企業決算を通過して、今期見通しを発表した企業の多くは、今期の為替レートを
95円程度に設定しており、週初から週末にかけ、どちらに動くかで、株式市場へ
のインパクトが違います。トヨタなども、想定為替レートを95円に設定しており、
為替がさらに円高に振れれば、企業業績の悪化を想起して株安につながります。
また、外資の売買動向にも注目ですが、ファンド決算の45日前ルールであった
週末に 買いが入ったことで、今週も、買いが増えるか、ポイントになりそうです。
経済指標では、5/20発表予定の1~3月期の国内GDPですが、予想-16%
程度となっており、この程度の着地なら、折込み済となるかもしれません。
日経平均は、週末に反発をしたものの、5月SQ値(9389円)を下回る引けで、
5日移動平均線(9290円)に届いていません。 週足で、陰線になってますが、
転換線(8567円)が基準線(8262円)を上回り、このゴールデンクロスは、
昨年8月に13100円で、デッドクロスして以来、始めての変化を示しています。
よって、為替の過度な円高シフトが無ければ、中期的上昇トレンドを支持している
かもしれません。
日経平均の 5/18~5/22の予想レンジは、9000円~9500円程度を想定
しています。
1.5月第4週の主なイベントと予定(5/18~5/24)
5/18
日本 4月消費者態度指数
プルサーマル核燃料到着
EU 3月ユーロ圏貿易収支
5/19
日本 3月鉱工業生産確報値
米 4月住宅着工件数
米 4月建設許可件数
米 ヒューレット・パッカード、ホームデポ決算
5/20
日本 実質GDP速報値(予想 -16.0%)
5/21
日本 日銀金融政策決定会合(5/21、22)
3月第三次産業活動指数
裁判員制度開始
外国人週次売買動向
投資部門別売買動向
米 新規失業保険申請件数
米 4月景気先行指標総合指数
米 4月フィラデルフィア連銀
米 ギャップ決算
5/22
日本 日銀目標金利(無担保コール翌日物)
日本 3月景気先行CI指数確報値
日本 3月景気一致CI指数確報値
5/24
G8 エネルギー相会合(5/24、25)
カンヌ映画祭(~5/24)
2.NY株式市場結果(5/15)
ダウ平均 8268.64(-62.68 -0.75%)
S&P500 882.88(-10.19 -1.14%)
ナスダック 1680.14( -9.07 -0.54%)
CME日経平均 9175 (大証比:-95 -1.03%)
出来高(億株)
NYSE 14.81
ナスダック 21.28
15日のNY株式市場は反落、ダウ平均は一時100ドル超下落している。きょう
発表されたNY連銀景気指数やミシガン大消費者信頼感指数など、企業、家計の
センチメントを示す指標は改善を見せていたことから、序盤は買いが優勢になる
場面も見られたが、戻り売り圧力も強く、次第に伸び悩む動き。ハイテク株は
底堅い動きも示していたものの、商品市場で原油が急落しており、石油株の下げ
がダウ平均を圧迫した。また、金融株も下落している。
ダウ採用銘柄では、シェブロン、エクソンモービルが下落、バンカメ、シティ、
アメックスも下落している。ファイザー、メルクといった薬品株の一角も反落。
ディーラーの約1100店舗の閉鎖を発表したGMも下落している。一方、IBM、HPは
堅調。アルコアも反発。アナリストの買い推奨の投資判断を好感している。
ナスダックも反落。ハイテク株は比較的底堅く推移していたものの、ダウ平均の
下げに、連れ安となった。アップル、シスコ、インテルが小安い。マイクロソフト、
RIMは上昇している。海運のドライシップスが商いを伴って12%超上昇。金融機関
との間で、6.54億ドルの債務免除が合意したと発表している。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=38126
3.NY債券市場結果(5/15)
米国債利回り
2年債 0.851(+0.008)
10年債 3.130(+0.042)
30年債 4.080(+0.032)
15日のNY債券市場、長期ゾーン中心に利回りは上昇した。きょう発表された
NY連銀景気指数やミシガン大消費者信頼感指数など企業、家計のセンチメントを
示す指標は改善を見せていた事が材料視。後半、株価が下落で、利回り上昇は
止まったものの、上げ幅を縮小するには至らなかった。
10年債の利回りは一時3.15%台まで上昇、2年債は0.86%まで上昇している。
2-10年債の利回り格差は+228(前日+225)と拡大、イールドカーブは長期ゾーンの
利回り上昇によるスティープ化(ベアスティープ化)している。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=38127
4.NY原油先物6月限(WTI)、金先物6月限(COMEX)
1バレル=56.34(-2.28 -3.89%)
15日のNY原油先物相場は急反落。6月限は3.8%急落した。景気回復、需要に
対する懸念が根強い。今週はOPECや国際エネルギー情報機関(IEA)などから、
需要見通しが引き下げられており、また、週初に60ドル台を回復したことで、達成
感も出てきていることから、利益確定売りが強まった。5日線を再びブレイクし、
株価下落とともに、後半に見切り売りが加速した。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=38120
1オンス=931.30(+2.90 +0.31%)
15日のNY金先物相場は4日続伸。今日発表された米消費者物価のコア指数が
予想を上回ったことを材料に、インフレヘッジからの買いが膨んだ。後半原油の
下落が加速し、金も伸び悩んだものの、売り圧力も想定されていた930ドル台を
終値で回復している。930ドル台をしっかり固めるようであれば、次のターゲットは
3月高値水準である960ドル台。
中国は金準備を拡大させそうだ。中国黄金協会によると、中国の金準備は、5年
以内に中国の外貨準備の3%を占めるようになるとの見解を示した。また、生産
も拡大させており、今年の中国の金生産量は290トンに達し、昨年の282トンから
3%近く増産する見込みだと述べている。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=38121
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