11月相場が2日にスタートしました。昨日は波乱含みでした。
相場格言に「二日新甫は荒れる」というものがある。読みは「ふつか・しんぽ」。
甫という字は日常ではほとんど使わない字だが、「物事の始まり」という意味が
ある。相場格言と言っても、「新甫」自体は、もともとは商品先物相場の言葉で、
月変わりして限月が変わることを意味する。つまり「二日新甫」は、月の初日が
休みで二日から立会いが始まる月のことを指す。その「二日新甫」は「荒れる」
とされています。
実際、過去の例では1953年の3月のスターリン暴落(▲21.7%)や1971年
8月のニクソンショック(▲13.5%)など、二日新甫月にTOPIX(東証株価指数)
大幅に下落したことがある。
しかし、なぜ株式相場が荒れるかということについては、実は合理的な根拠が
あるわけではない。統計的にも、二日新甫の月がその他の月に比べて変動率が
大きかったという事実は見られないそうである。
あまりにも下落が大きかった月がたまたま「二日新甫」だったために、「二日新甫は
荒れる」という事が言われるようになったというのが、真相のようだ。 日本特有の
相場現象の一つとして、言われるようになった可能性がある。
(以上、みんかぶマガジンから引用)
さて、明日から企業決算の後半戦。トヨタ、ソフトバンクなど注目企業も・・。
今月は、上へ荒れる相場なら歓迎ですが、果たして・・・。
「文化の日」祝日の今日は、後半戦決算発表を前に、通期決算「福袋銘柄」として
取り上げているのを紹介したい。
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15年9月中間期決算の発表が本格化するなか、16年3月期経常利益の上振れが
期待される銘柄に対する注目が高まっている。
東証1部上場で11月2日現在、中間期業績予想を上方修正しながら、通期見通しを
据え置いた銘柄は80銘柄以上にのぼる。これらの銘柄では通期見通しについて
「現在精査中」と含みを残している場合が多く、中間決算発表時に上方修正に踏み
切る可能性がある。
今回は東証1部上場銘柄を対象に、
(1)9月中間期の経常利益見通しを上方修正、
(2)通期見通しを据え置いた、
(3)対通期の進捗率が50%以上―――を条件に、「通期上振れ期待」候補を探った。
経常利益(中間) 経常利益 対通期 決算発表
コード 銘柄 修正前 修正後 修正率 (通期) 進捗率 予定日
石油資源 6523 8842 35.6 14012 63.1 11/6
安藤ハザマ 7000 8920 27.4 17200 51.9 11/12
高松グループ 2300 4000 73.9 7600 52.6 11/11
大成建 22000 44200 100.9 62000 71.3 11/9
大林組 24000 44000 83.3 56000 78.6 11/10
大末建 1000 1570 57.0 1890 83.1 11/6
鉄建 1000 2430 143.0 3800 63.9 11/13
西松建 4300 8500 97.7 10500 81.0 11/6
大豊建 1200 4000 233.3 4800 83.3 11/13
佐田建 140 406 190.0 590 68.8 11/6
戸田建 5200 11900 128.8 11600 102.6 11/12
青木あすなろ 1100 2600 136.4 3800 68.4 11/10
東亜建 1650 6600 300.0 4600 143.5 11/11
五洋建 3800 7700 102.6 13500 57.0 11/11
日基技 155 497 220.6 495 100.4 11/13
ライト 1850 3400 83.8 6500 52.3 11/5
ダイダン 2000 2530 26.5 5000 50.6 11/6
フィードワン 1700 2350 38.2 3500 67.1 11/6
東洋糖 220 330 50.0 590 55.9 11/10
塩水糖 250 460 84.0 590 78.0 11/6
リニカル 756 1137 50.4 1225 92.8 11/12
丸大食 1900 2350 23.7 3500 67.1 11/10
アルフレッサ 15300 20700 35.3 40600 51.0 11/5
なとり 640 1160 81.3 1870 62.0 11/6
三重交HD 1900 2700 42.1 3650 74.0 11/5
TAC 657 1046 59.2 594 176.1 11/4
ぴあ 600 770 28.3 1200 64.2 11/10
小野薬 8800 16000 81.8 16500 97.0 11/4
TDCソフト 460 670 45.7 1300 51.5 11/10
日山村硝 700 1000 42.9 1200 83.3 11/12
北川鉄 2100 2350 11.9 4200 56.0 11/12
平和 21500 25800 20.0 36800 70.1 11/11
島根銀行 530 800 50.9 1070 74.8 11/11
東京TYFG 5400 6600 22.2 12900 51.2 11/13
プレス工 3500 4700 34.3 9000 52.2 11/6
マツダ 100000 121100 21.1 215000 56.3 11/5
加賀電子 3300 4400 33.3 7000 62.9 11/4
アクシアル 3200 4611 44.1 6900 66.8 11/4
西日シ銀 19000 24400 28.4 38000 64.2 11/10
青森銀 3000 5200 73.3 6500 80.0 11/13
秋田銀 3900 5600 43.6 7800 71.8 11/11
東北銀 830 1320 59.0 1660 79.5 11/13
みちのく銀 2000 2800 40.0 4400 63.6 11/9
山梨銀 4400 10000 127.3 9700 103.1 11/11
福井銀 3900 6200 59.0 6000 103.3 11/6
富山銀 400 1250 212.5 700 178.6 11/11
百五銀 7900 12400 57.0 12500 99.2 11/11
広島銀 18500 27300 47.6 38600 70.7 11/9
鳥取銀 1400 2150 53.6 2700 79.6 11/13
大分銀 6700 8300 23.9 13000 63.8 11/9
宮崎銀 6000 8500 41.7 11600 73.3 11/6
佐賀銀 3700 5200 40.5 6300 82.5 11/10
十八銀 4400 6700 52.3 9300 72.0 11/9
沖縄銀 5300 6600 24.5 10200 64.7 11/12
琉球銀 3600 5300 47.2 8900 59.6 11/11
愛知銀 3700 5400 45.9 7400 73.0 11/13
栃木銀 9000 11200 24.4 15500 72.3 11/6
アコム 28200 37100 31.6 57800 64.2 11/5
トモニHD 4250 6600 55.3 8650 76.3 11/13
フィデアHD 5300 7600 43.4 11000 69.1 11/11
レオパレス 7300 9600 31.5 18000 53.3 11/6
グランディ 1200 1418 18.2 2750 51.6 11/9
西鉄 7300 10400 42.5 17400 59.8 11/5
広ガス 2300 3000 30.4 4800 62.5 11/11
テアトル 100 259 159.0 270 95.9 未定
※単位:経常利益が百万円、修正率、進捗率は%。
米国会計と国際会計基準は税引き前利益
(出典:http://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201511020419)
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さて、銘柄選考は、好決算でも材料で尽くしで売られる場合や、わずかの増益でも、
アナリスト予想を上回っていると、買われる場合があり、その上 需給要因もある。
株式を暴騰する前に購入するのは、至難であるが、中長期の視点で、仕込みの
打診に上記 銘柄群を検討してみるのも、文化の日にふさわしいかもしれない。
仕込んでおいて年末までに含み益があるなら売却も良し。「福袋銘柄」の発掘は、
おもしろい。
それでは、また。
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