今朝方、経産省が発表した11月鉱工業生産指数(05年=100、季節調整済み速報)
は、前月比1.0%上昇の91.8と、8ヶ月ぶりにプラスに転じた。と報じました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101228-00000016-maip-bus_all
生産を押し上げたのは、意外に自動車や携帯電話などでした。自動車は、9月のエコ
カー補助金の終了に伴う減産が一段落し、アジア・中東市場向けが好調だった様です。
また、先行き予測でも、12月が前月比3.4%の上昇、1月も同3.7%の上昇と回復
傾向は続く見通しで、2番底景気は回避しそうです。
ただ、家電エコポイント制度の駆け込み需要の中、慎重な見通しなのか、基調判断は、
3ヶ月連続で「生産は弱含みで推移」に据え置かれました。
また、マンスリーで、総務省が発表した労働力調査によると、11月の完全失業率(季節
調整値)は5.1%となり、前月と同水準でした。一方、厚労省が発表した11月の有効
求人倍率(同)は、前月比0.01P上昇の0.57倍と7ヶ月連続で改善したようです。
さて、日経平均は、下落し63円安の10292円の大引けでした。
(出来高 概算10.8億株の今年一番の薄商いだったようです。)
今朝方のNY市場は、マチマチでしたが、上海株の下落や対ドルで円高進行があり、
警戒感が強まったようです。
日経平均は、ボリンジャーバンドの+1σの攻防が続いており、今日 若干下回って
終了しました。また、5日移動平均線(約10329円)を下回り、さえない中国市場の
おつきあいの様相でした。
ただ、銀行株やREIT関連の物色はあり、日経平均の下落程 地合いは悪くなさそう
です。
NY市場は、10月S&Pケースシラー住宅価格や12月コンファレンスボード消費者
信頼感指数の発表を予定しており、想定通りの着地なら、ダウが反発しても良い水準。
夕場の円高が進んでおり、巻き戻しのNY市場の追い風で、「掉尾の一振」がほしい所。
明日の大納会前日、どんな展開が待っているでしょうか。
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