遂にその時が来ました。経営再建中のＪＡＬと子会社２社が、会社更生法の適用を
東京地裁に申請し、更生開始決定を受けました。負債総額は、約２．３２兆円と
金融機関を除けば、経営破綻としては、過去最大規模となりました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100119-00000031-jijp-bus_all.view-000
事前調整型の予期した破綻で、ＧＭ型 破綻に似ています。 企業再生支援機構が
透明性や公平性を確保した上で、再建を目指すとしています。
負債総額２．３２兆円の内訳は、ＪＡＬが、約６７１６億円、子会社のＪＡＬインター
ナショナルが約１．５３兆円、ＪＡＬキャピタルが約１２２７億円です。
尚、燃料油や機体のリースなどの債権は保護され、航空機の運行は、従来通り
維持されます。尚、関心高いマイレ－ジや株主優待券も保護されます。
マネーゲーム化したＪＡＬ株は、１００％減資で、２／２０上場廃止されるので、手出し
無用が無難です。
昨年、映画化された「沈まぬ太陽」は力作でしたが、会社更生法適用したＪＡＬの
経営再建、「沈まぬ太陽」の旅立ちを今日と捉えれば、厳しいが 「陽は また昇る。」
ものと、頑張って再建してもらいたい・・・。
さて、日経平均は続落し、９０円安の１０７６４円の大引けとなりました。 
（出来高 概算２２．８億株の商いでした。）
ＮＹ市場が休場でしたから、小反発を期待してましたが、為替の高止まりや他の
思惑も働いた様です。思惑とは、明日以降に公募価格が決定される三井住友ＦＧの
値動き。もうひとつは、改正貸金業法（貸出上限額を年収の１／３以内とする総量
規制）について、予定通り今年６月に実施する方針が伝えられ、ノンバンク株下落。
日経平均は、過熱感を冷ます程良い調整と捉えれば、後で、今日 押し目の好機で
あったと思えれば、それで良し。
注目の３連休明けのＮＹ市場、企業決算本格化し、底堅い展開から反発を期待。
明日の日経平均、反発を想定しています。 
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