日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

他人のふんどし

2010-10-29 | つれづれ
若かりし頃の失敗談をひとつ

街中にある関与先様への訪問の時です。
駐車スペースの少ないその関与先様への訪問時はいつも決死の覚悟でした。

狭い狭い会社前のスペースに縦列駐車のようにして
自動車(当時の愛車はスカイラインでした)を細い道路に
半分車の身体を出すようにして停めていました。

それでも運悪く先客がいたりすると
ハザードをつけて関与先様へ来社した旨を伝えると
どこそこの駐車場が空いているから
そこに停めて来てと言われて毎月の訪問をさせてもらっていました。

そんなある日のこと
いつもと同じように来社した旨を伝えると
その関与先様の専務さんが
「隣の薬局の駐車場に停めて置くといいよ。」そう指示してくださいました。

その日は約1時間の訪問でしたが何事も無く帰りました。

それから何度か同じようなことが重なったある日
隣の薬局のご主人が血相を変えて関与先様へ飛び込んでくるなり
「どこのどいつだあ!いつもいつも無断駐車しやがって!邪魔だからどけろ!!」
相当な剣幕でした。

あわてて関与先様を飛び出し愛車の元へ駆けつけたのではありますが
いつも専務さんに許可を貰っていた私は
「えらい剣幕だなぁ~。頭の血管切れちゃうよ」などと
のんきなことを思いながら車に乗り込み車を移動させようとしました。

しかし、そこで異変です。
薬局のご主人が私の車の運転席側ドアに身体を押し付けており
車を動かすことが出来ない状態なのです。

当のご主人の顔を見ると閻魔大王のような顔つきをしていました。
その頃になってようやく「あれっ!?まずかったかな?」
のんきな私は、てっきり関与先様の専務さんが毎回事前に承諾を貰ってくれてあり
その上で「隣の薬局の駐車場に停めていいよ」と言ってくれていると思っていたのですが
どうもそうではなかったようでした。

薬局のご主人が指で運転席側の窓を下げるように合図しました。
おそるおそる窓を下げると
「お前!なに考えてるんだ!この前から何度も長時間停めやがって!
営業妨害だろうが!お客が来ても駐車もできないじゃないか!
せめて車を離れるときには、隣に来たから駐車させて下さいって言うべきだろうが!」

まさに血管が切れんばかりの剣幕です。
私はただただごめんなさいと謝るばかりでしたが
その剣幕も長くは続かず、大急ぎでご主人は自分の車に乗り込みどこかへ消えていきました。

車を移動させ関与先様へ戻って
隣の薬局の駐車場であったことを話すと
「やっぱり長時間の時は許可貰わなきゃダメだったかな・・・。」

専務さんはお隣の薬局の許可を貰わずに私の駐車させていたことが分かりました。

この一件があって以来
どんなに短時間でも駐車場を探し
もしも駐車場が無いときは近くのお店の駐車場に承諾を得て留めさせてもらい
帰りにそのお店で買い物をするという風にするようになりました。
おかげさまで、車を停めさせて貰ったお店の方と仲良くもなれ
一石二鳥の効果があったように感じます。
感謝感謝ですね。

今となっては懐かしい思い出ですが
それでも
あのおじさんは
本当に怖かった・・・。

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