日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

良いのか?? 所得が増えないということ

2021-10-04 | 危機管理
この30年以上日本が停滞してしまっている。
そんなことを聞かれた方は多いと思います。

30年以上前ニッポンが「Japanアズnumber1」と言われていた時と
コロナ禍で疲弊しきっている今と
あまりにも成長が停滞しきっていて島国で生きている私たちは
海外の刺激を受けずに平和ボケが続いてしまっています。

いま世界で起きていること「値上がり」「適正価格」は
日本では「仕打ち」と捉えられています。

事実この十月から緊急事態宣言は終わったけれど
「値上げ値上げの秋だ」なんて言われています。

でもちょっと待ってください。
世界的その地位を凋落させているニッポンが
「値上がり」「適正価格」を嫌ってなどいられない状況なのです。

今から10年前に1ドル75円を付けた円の価値は
今や111円になっています。

イヤイヤ、75円が111円だから高くなってるんでしょ!
なんて勘違いをしてはいけません。
1ドルで商品を買う場合に75円で済んでいた10年前が
いまや111円出さないと買えないというはないです。
円の価値は今や3分の2になってしまっているのです。

そんな中で
コロナ禍で世界が変わりました。
好調な中国の旺盛な需要
いち早く立ち直った欧米での消費
そんな中でコロナの影響背思うように生産できない半導体や物流の混乱

アバウトな買い付けをする中国、欧米に比べ
万分の一
イヤ百万分の一を許さないニッポンは
今や世界的な商品の買い手ではなくなっています。

ただ口うるさいだけ
ただしつこいだけ
ただ値切ってセコイだけ
そんな国に位置付けられているのです。

アイフォーンを月給の3分の2の金額で買わないといけないニッポン
ウッドショックで
アイアンショックで
輸入品の高騰で
どんどん値上げだけが進行していきます。
これに耐えるためと言って
何故か犠牲を強いられ給与を下げられ続ける日本の労働者
益々輸入品は高値の花となって行ってしまいます。

実際に私どもの商売でも建具関係の企業は悲鳴を上げています。
木材の値上がりと供給の不安定さから
仕事の受注が出来ない状況になっています。

こんなことがあらゆる業種に影響を与えかねないのが今のニッポンです。
値段を上げない工夫
企業努力という名を借りたニッポン人総奴隷化の結果
明日の私たちに未来が見えなくなっています。

中小企業には酷かもしれませんが
早く日本の最低賃金を1500円に引き上げなければなりません。
AI化、ロボット化を深耕させム
ダな労働をしないようにしなければなりません。
多く余るであろう労働力を貴重な人財に変貌させるため
国家を挙げて老いも若きも老若男女もデジタル教育を徹底させ
ニッポン人を負け犬根性から昔の自信に満ちた日本人に立ち返らせる必要があります。

数年前の大阪都構想の選挙
今回の自民党総裁選挙でもはっきりした
ニッポン人の変わりたくない体質
これが私たちをある日突然不幸にするのだということを真に受け止める必要があります。

もうすぐ衆議院選挙です。
明日の私たちを変えてくれるような
真面目で世界の中のニッポンの価値を高めてくれる候補者を選びたいものです。

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