山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

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パンキーフィロソフィ(87)

2012-12-26 | L.D.パンキー歯科診療哲学:講演抄録
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生



私たちのようなプロフェションと、普通の仕事についている人々との違いは何でしょうか。私たちプロフェションの姿勢は、他の人々との関わり合いの中にあります。あなたの利益を抜きにして、他の人々の利益を第一に考慮することであります。
しかしながら、あなたがどうするべきであるかを知り、それを忠告しても、患者がそのようにしてくれない場合は、矯正専門医や小児歯科専門医、あるいは口腔外科医の許に行かせて、その人々の協力を求めることであります。日本にはもっと専門医が必要であると思います。誰もが何もかもができるということは、あり得ないことだからです。

本当に、ひとつのことの習熟にも非常な苦労が必要であります。ひとつのことを取り上げて、十分に勉強するべきです。しかし、すべての人に専門家になりなさいと言っている訳ではありません。私たちは患者分類の1から2?までのすべての人を診ることができる能力をもっていなければならないのであります。しかし、専門家や高度な資格をもつ人に患者を任せることもできます。ですから、あなたが”NO”と言っても、それは患者のことを考えているからで、患者の利益を考えて話すわけですから、拒絶したことにはならないのです。

あなたは歯周疾患治療や根管治療も、当然できるはずであります。そして、患者の口腔の健康を回復し、二度とこれらの疾患にかからないようにもできるでしょう。しかし、これらは広範囲にわたる治療となるため、患者に支払い能力があるかどうか、そしてあなたにもその患者を引き受ける余裕があるかどうかという問題が生じます。これはあなたばかりか、あなたの家族にまで影響を及ぼす問題であります。



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